兆候
影夫:なんか「アセンション」の兆候(ちょうこう)ってあるの?光一:「寒い」ことくらいかな。影夫:寒いこと?光一:「太陽が消滅する」って、言うしな。影夫:なんか、言ってたな。光一:2013年から「位置の変換」が始まって、12年後の2025から「位置の転換」が始まるんだって。影夫:何?その位置のなんとかって?光一:俺にもよく理解できてないんだが「シリウス用語」らしい。影夫:シリウス用語?光一:俺もちゃんと理解しきれてないんで、あんまり質問するな。影夫:わかった。光一:まあ、兆候が現れるとしたら、まず「人の意識に変化」が起きるんじゃない。影夫:どんな?光一:「分離から統合」というか「エゴから和合」に変化して行くんじゃない。影夫:ほう。光一:戦後「個人の自由」とか「個性を尊重する」とか、欧米は大キャンペーンをやってきたわけじゃない。影夫:バラバラ作戦か。光一:2013年から「私が!」っていうのが、薄れてくると思う。影夫:震災で「絆(きずな)」って言葉がはやったもんな。光一:兆候としては、意識の変化に伴って「子供が生まれなくなる」とか「電気が使えなくなる」「人工物が消滅していく」なんて変化が起きてくるんじゃない。影夫:でも、起きないかもしれないだろ?光一:うん。でも俺にとって、来年からの「世の中の変化を観察すること」が楽しいんだ。影夫:俺も、お前と話すようになって、「物事を観察すること」が楽しくなってきた。