沖縄ぶらり旅から早1 0年 5 2
■ 「与那国島」は, ほぼ500年以前、独立した「国」だったのではなかったか。 与那国と言う「国」。■ 大きな山には大森林地帯、治山治水も行き届き水は豊富。 農業、牧畜の面積も広く好条件。■ 漁業の条件は天下一品。 ■ その島民の「沸き立つ血潮」を一手に引き受けて放さなかった「闘牛」。■ この「与那国・闘牛場」は祖納(そない)にあった。 運悪く開催時にはめぐり合ったことはない。 しかし3回訪れ、誰もいない空闘牛場に入ると、牛の角と角との衝撃、肉弾相撃つ地響きと共に、観衆の喝采と怒号が入り交じって聞こえてくる。 不思議な事もあるものだ。■ 島民の希少なる楽しみが、高ければ高いほど、部外の私如くの心の耳にまで、届くのであろう。■ 丑年に、「与那国島」の「牛達」の、ご健闘を心からお祈り申し上げたい。