1638。
佳兆業集団(01638)のデフォルトが話題になっているが、チャートを見てみると良い。下げ始めたのは12月1日で、10月21日にはドイツ銀行はバイと推奨している。要するに高負債企業の持続性が、いかに脆弱かという象徴だ。収益モデルが少し劣化するだけで負債の利払いが滞る。ただ普通であれば金融機関が緊急融資するはずだが、政府がデフォルトを進めると決めたと勘ぐる事もできる。サンテックパワーもそうだったが、中国政府はGMのプリセット破綻を見習っているように感じる。まあ、いよいよクライマックスの始まりの始まりだ。いつも低PERで銘柄を探しているが、不動産セクターは河原の石の如く転がっている。こんなのは間違っても買ったりはしない、破綻予備軍だ。とはいえ順風のようにまたこれを飲み込む所は居る。逆に日経平均はNYダウ指数を超えた、こんなよぼよぼの国の株価指数がNYを超える、面白い。相場の世界は壊れた時計で1日2回しか正しい時刻を示さない。トレンドラインとチャネルラインの間を暴れ、過小評価と過大評価を繰り返す。何度も言ったように今年も停滞としているので循環で淡々と割安になった銘柄を買うだけだが、現実は割安は買い尽したので並を買っている。メインシナリオを来年から上昇開始としている以上できるだけ買うというアクションになる。とはいえ、私はRRだからまあ資金は株内で移動しているだけだ。金銀が暴騰し商品会社は活況のようだが、銀が安いと言ったのはほんの2か月前だ。いつも言っているが上げてからでは遅い。まあ、トレンドなんてちょっと長い目で見ればサインカーブだ。原油が20ドルまで行くとか短期トレンドを誇張しても意味はない。最終的に行き着く先はミーンだ。船が沈んだ時、本当に泳げる人間がわかる。まあ、泳げるようになっておくことだ、自分は経済は専門ではないなんて言っても溺れるだけだ。経済の知識なんて教養だ。