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2018年02月22日
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カテゴリ:横川典視
木曜担当のよこてんです。

 2月20日の火曜日、盛岡・水沢両競馬場において『調教始め式』が行われました。
 3月21日からの特別開催スタートまで1ヶ月ほどとなって例年通りの調教開始。今年はこれまでも何度もぼやいてきた通り雪が多く寒い寒い冬になっておりますが、去年のような吹雪に見舞われる事無く、むしろ例年よりも日差しの力強さを感じながらの調教開始となりました。

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★競馬場内・馬頭尊での安全祈願祭。ニンジンやリンゴがお供えされているのが馬の神様だなという感じ

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★コースに清めのお酒をまく

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★コースに出る馬たち

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★コース脇には除雪された雪の山が。でも思っていたよりは少なかった

 今晩というか明日の早朝なんかもですね、盛岡ではマイナス10度という予報が出ていてそれこそ帯広あたりと同じくらい寒くなるようなんですが、それでも日中晴れた時の日差しの暖かさは随分と力強さが増してきてもいまして、寒い中にも春の気配を感じられるようになってきました。もうすぐ3月。そろそろ“春到来”と、ホッとしても良さそうですな。


 続いては新シーズンの日程等のお話です。調教始め式の前日になる19日、2018シーズンの重賞日程等が発表されました(こちら)。
 大きく変わったのは「準重賞」というカテゴリーが新設された点ですね。昨シーズンまでは重賞競走に「M1」「M2」「M3」の3つの“岩手グレード”が設定されておりましたが、今回、この中でM3だったレースを中心にのべ11レースが準重賞となりました。ただし全体の重賞競走数は変わっていません(これまで重賞46レース→来季は重賞35レース+準重賞12レース。準重賞の内ひとつは新設)。

 今回準重賞になったレースの多くは2013年のJRAIPAT(現地方競馬ネット投票)発売開始に際してオープン級特別競走から重賞競走に格上げされたものです。その中には例えば3歳のスプリングカップのように昔から重賞と同格の重要なレースと位置づけられていたものとか同じく3歳のはまなす賞のようにOROパークオープンと同時に芝の特別戦として新設されたものとかの歴史あるレースも少なくなかったのですが、特別戦時代と同じ賞金のまま重賞化された事もあって関係者間ではどうしても「重賞の中でも少し格下のレース」と見られる事が多かった。今回の改正によって重賞として残ったレースには賞金額が増額されたものがあり、一方で準重賞になったレースは据え置きともなり、全体的にすっきりしたのでは無いでしょうか。
 準重賞になったレースも例えばあすなろ賞はみちのく大賞典のトライアル、桂樹杯はOROカップのトライアル・・・という関係に変わりはありません。準重賞は重賞のステップ的なレースという位置づけになるのも分かりやすいのかなと思います。

 M3が減ったり一部のレースの格上げが行われた結果、古馬ではM2の数が一番多くなりましたし3歳ではM1が一番多いという形にもなりました。“逆ピラミッド型”みたいになるのはちょっと気にはなりますが、この辺はあくまで1着賞金額による区切り方の問題ですから、状況に応じどんどん変化していくものと受け止めておいて単年度の多少はあまり気にしなくていいでしょう。

 賞金では古馬のA級~C1級、2歳・3歳のB1級~C2級において1着賞金が2万円~6万円増となった他、1着から5着までの賞金比率が「140方式(1着賞金を100とすると2着~5着は40分を分けあう形)」から150方式になります。
 既に発表されているように春の特別開催からはこの新賞金額が適用されておりますので興味がある方は当該の概定番組表をご覧ください。

 余談ですが自分は各クラスの賞金をIMEに登録してまして、例えば「300」と入力すると「300/60/30/21/9(これまでのB2級一般戦の賞金額)」と変換されるようにしていました。来季からはC1級の1着賞金が300千円(30万円)になるわけですが配分が「300/69/39/27/15」になるのでこの辺全部登録しなおしです(笑)。まあ嬉しい悲鳴ですよね。

 ファンの皆さんから目に見えるところの変化では、馬主服の使用対象レースが大きく増えます。これまで「グレード競走・地方全国交流重賞・岩手グレードM1とM2・2歳新馬戦・2歳JRA認定競走・JRA条件交流競走」だったものが重賞競走は全て、そして2歳・3歳は全レースで、馬主服が使用できるようになります。こうなると「全馬馬主服」というレースもあるのではないでしょうか。

 来たる2018シーズンはこれら賞金面の変化だけでなく、順調ならば9月の盛岡開催から照明設備使用開始・薄暮開催増加という大きな変化も予定されています。
 他の主催者さんよりだいぶ遅れを取った感は否めないですが、新シーズンのこれらの変化を最大限良い方向に活かしてより売上げを増やしていく、そして次のシーズンはさらに充実させていく・・・というサイクルに載せていければなと思いますね。
 売上げ云々だけでなく、これまでも関係者の頭を悩ませてきた馬の価格高騰あるいは人手不足の問題。これらは今後より一層顕在化していくと考えられるだけに、しっかり手を打てるように体力を付けていくためにも、新シーズンに良い流れを作っていく事が重要だと思っています。

 まあとりあえず、春になったらまた岩手競馬で楽しみましょう!
 





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最終更新日  2018年02月23日 00時10分22秒



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