楽天競馬
地方競馬の楽天競馬|日替わりライターブログ  楽天競馬ブログ 5031023 ランダム
ホーム | 日記 | プロフィール

地方競馬の楽天競馬|日替わりライターブログ

カレンダー

キーワードサーチ

▼キーワード検索

楽天プロフィール

設定されていません

フリーページ

ランキング市場

楽天カード

2017年07月24日
XML
カテゴリ:大川 充夫
ミツオーです。富山県まで出向いたのですが…雨で仕事がなくなってしまいました(野球中継)。


さて、竹之上次男アナウンサーが書いてくださったとおり、わたくしこの夏(2017年の夏です。2019年は誤記です。竹之上さん、ご指摘ありがとうございます…っつか、コッソリ言ってくださいよ~)、実況20周年を迎えました。


たくさんの方々のおかげです。
この場を借りて、御礼申し上げます。ありがとうございます。



それはともかく。

先週木曜日(20日)、わたくし、地方競馬教養センターへ行ってきました。
例年おこなわれている、騎手候補生の訓練の一環「現役騎手招待」のお手伝いをするためです。

プロを目指して日々訓練にいそしんでいる騎手の卵たちに、現役トップジョッキーが模範騎乗を見せ、一緒に模擬レースに騎乗し、講義までするという企画、毎年おこなわれています。

今年、特別講師として招聘されたのは、7000勝ジョッキー・的場文男騎手です。


(的場文男騎手と桑島孝春さんのツーショット。なぜお二人ともブイサインなのか…。らしいと言えば、らしいのですが)


…わたくし、的場文男騎手は、すでにこの「現役騎手招待」の講師として招かれたことがあるものと思っておりました。
が、聞くと、今回が初めてなのだそうです。


全国リーディング2回、大井リーディングには21回も輝いている的場騎手。
そうでなくとも、トップジョッキーとして長く、長く、それはそれはなが~く活躍している的場騎手ですから、一度や二度は経験されているだろうと思っていたのです。


それが、意外や意外、初めての特別講師。
的場騎手が東京ダービーを制覇していないことと並んで、不思議なことであったかもしれません。


とにかく。



今年の特別講師は、的場文男騎手でした。
訓練生たちは、大井の帝王・競馬界のレジェンドを目の前にして、緊張の面持ち…と言いたいところですが、何つうか、わりとみなさん笑顔あふれる感じでしたねえ。


(97期生に何やら話す的場騎手)


そして。
毎年、この「現役騎手招待」の模様は、一般の方にも公開しているのですが、これまであまり見学の方を見かけたことがありませんでした。
が。今年は大盛況。
一般ファンの方も大勢みえましたし、何より報道陣が多い。
スポーツ各紙の記者さんに、テレビカメラも入って、例年にない賑わいの中、訓練がおこなわれました。


(大勢の報道関係者、そしてファンの方々が来所されました)



現在、地方競馬教養センターで指導を受けているのは、第96期と第97期の騎手候補生たち。

この第96期騎手候補生たちが、的場文男騎手をまじえての模擬レースにのぞみました。


(96期騎手候補生と)


まずは的場騎手との記念撮影。



(96期・97期、そして教官のみなさんと)


つづいて的場騎手単騎による、模範騎乗。


(模範騎乗は的場騎手ひとりで。的場騎手にとってはごく当たり前のことでしょうが、候補生の目にはどう映ったことでしょうか)



その後、訓練生4名と的場騎手による、5頭立ての模擬レースが2つ、おこなわれました。
今年は右回りの1300メートルで実施されました。



(96期生を背に、出走馬が馬場へ出て、これから準備運動。ひとりひとり、大きな声で名前を名乗り、「よろしくお願いします!」と挨拶してから馬場入りします)




(馬場内側での準備運動)


現役騎手招待競走・「7000勝ジョッキー的場文男騎手招待記念」その1は、好スタートから逃げた仲原大生(なかはら・たいせい)候補生に、的場騎手が並びかけて2頭で後続を離す展開に。
3コーナー過ぎから、北野壱哉(きたの・いちや)候補生が前との差をつめて迫りますが、直線で仲原候補生が突き放し、逃げ切り勝ち。北野候補生は的場騎手をとらえて2着。的場騎手は3着で、以下、西優哉(にし・ゆうや)候補生、岩本怜(いわもと・れい)候補生と続きました。



(的場騎手は、2レースとも5号馬。招待された現役騎手は、こうして外枠に入るのが通例です)


その2は、逃げる吉井章(よしい・しょう)候補生に並んで先行する的場騎手。この2人の内が開いたのを見逃さず、後方から向こう正面で動いた出水拓人(でみず・たくと)候補生が、いわゆる内をすくうカタチで前に出て、直線、追い出すと一気に後続を突き放して1着。吉井候補生が2着で、的場騎手は3着。以下、落合玄太(おちあい・げんた)候補生、石堂響(いしどう・ひびき)候補生の順でした。



訓練生との騎乗を終えた的場文男騎手は、


「上手いよね。姿勢も低いしね」


と、しきりに騎乗ぶりをほめていました。


(教官がたと、しばし談笑)



午後は、的場文男騎手による、模擬レースのビデオ解説。
つづいて的場騎手との座談会で、ここで的場騎手から訓練生のみなさんへ、トップジョッキー・レジェンドならではのお言葉がおくられたのでした。



「楽しかったですね、生徒のみなさんと乗れてね。
このあと競馬場実習で競馬場へ帰って、一生懸命、馬のことを勉強してください。
ボクなんかもそうでしたけど、いろんな先輩がいますからね。目で盗んで。いい騎手のやり方を目で盗んでください。
今はビデオなんかもありますからね。海外からいい騎手も日本に来ましたし。

常に技術の向上を目指して、勉強ですね。


どういったところを磨いていくかというと、例えば、子どもの運動会なんかで子どもをおんぶして走る競走があったとしますよね。
上で子どもがブラブラしたら走りにくいでしょ。
ガムテープか何かでガッチリ固定して巻き付けてもらったほうが、走りやすいですよね。
そのガムテープの役割をするのが、脚だと思うんです。しめる力。
これをよく鍛えてね。

(44年乗って)今は筋トレは、あまりやらないです。
若いころはしっかりやりましたけど。今は、疲れを残しちゃいけないと思うので、トレーニングよりマッサージで身体をほぐすほうが大切になりました。
昔は、ひとに身体をさわられると、崩されるような気がしてイヤでしたけどね。
40歳過ぎたころから、マッサージが気持ちよくなりました。


(人間関係も大切だと話していましたが…)
そりゃはじめは馬を動かす技術のほうが大切ですよね。
まず馬を御せなきゃ、周りも寄ってきませんから。それじゃ話になりませんよね。
勝って、勝ってナンボですから。



勝てば話もできるし、つき合いも増えてきますから。
じっとしてたら馬はまわってきません。



やっぱり努力から馬はついてくると思うので。努力してがんばってください。
すると自然と周りがついてくると思うし。



言葉が一番大事なので、負けたときには、すみません。
勝ったときは、ありがとうございました。それだけです。
それと一番大切なのは、朝の挨拶ですよね、おはようございます。
先輩だろうが後輩だろうが、おはようございます。




(長く現役を続けてきて…)
実際の話ね、ちょっとヤメようかなっていう時期ありましたね。55~56歳のときに。


ちょっと弱気になったときもありました。
辞めたくないんですけど、もういいだろうっていう時期がありましたよね。


でも、何事があっても、絶対、前向き前向きでいったほうが成功しますね。
イヤなことがあっても、ちょっとは考えてもいいですけど、イヤなことをあんまり深く考えないほうがいいかもしれないです。
ちょっとは考えてもしょうがないですけど。


だからボクはその55歳56歳のときに、深く考えすぎたのかもしれないです。
常に前向きで。人生をやったほうがいいと思います。


ボクが好きな言葉は、
『努力、一生懸命、根性』
ですね。この3つ。


(44年は)長いって言えば長いかもしれないですけど、一回の人生ね、これだけ勝たせてもらってね。
楽しい人生ですよね、今になればね。
中には苦しいこともありましたけど、頑張ってきてよかったと思います。



(訓練生に「これだけは大切に…」と伝えたいことは)
ボクもそうだったですけどね、デビューしたとき全然乗れなかったんですけど、そのときは九州に帰ろうかなと思いましたよ。
そうしてたら今はないし、ダメな時代をガマンして、今になってよかったと思います。


だからみんなも、やめることは絶対ダメです。
とにかくどんなことがあっても辞めないで、騎手業をがんばってください。
絶対に騎手を辞めないでください」




このあと、訓練生が木馬に乗り、的場騎手から指導。


(的場騎手も少しだけ木馬に乗り、姿勢について解説)




「みんな上手いですよね。
あとはこの姿勢で、ホントの馬に乗れるかどうか」


と言いながら、


「乗り方がおとなしいかな?もうちょっと迫力あるといいですね」


「もっと筋力つけて、脚でしめたらもっと良くなる」


などのアドバイスも。訓練生たちは、一生懸命メモしていました。



(木馬に乗る96期生を真剣に見つめる的場騎手)



現役トップジョッキー直々に、具体的な指導をうけることができるこの機会は、騎手候補生のみなさんにとって、非常にうれしいものだろうと思います。


きっと、普段、先生がたから同様の指導を受けていても、それが的場騎手の口から出た言葉となると、心への響き方も違ってくることでしょう。


今回、指導を受けた訓練生の中に、未来の的場文男騎手がいるかどうかは…確率的に非常に低いことでしょうが、もちろんこれはわかりません。
未来のトップジョッキーたちは、間もなく競馬場実習へ向かい、所属厩舎での生活がはじまります。


競馬場実習は1月まで。
そして来春、96期騎手候補生たちは、プロデビューとなります。
的場文男騎手と、訓練でなく実戦で一緒に騎乗するのは、9カ月後です。






最終更新日  2017年07月24日 09時00分10秒

Copyright (c) 1997-2017 Rakuten, Inc. All Rights Reserved.