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2017年06月26日
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カテゴリ:大川 充夫
ミツオーです。しばらく節制しようかと、思うだけは思っています。


さて、ダービーシリーズ2017、各地のダービーがすべて終了しました。
昨年までの「ウィーク」から「シリーズ」にリニューアルされたダービー群、おたのしみいただけましたでしょうか?



全国でおこなわれてきたダービーシリーズの最終戦は、20日、金沢競馬場でおこなわれました。
金沢競馬ファンや関係者待望の「金沢のダービー」、第1回石川ダービーです。わたくし、実況を担当しました。


古谷さんがすでに石川ダービーについて書いてくださいましたが、わたしは優勝したヴィーナスアローと人気におされながら敗れたヤマミダンスを中心に書いてみたいと思います。



(第1回石川ダービー 優勝ヴィーナスアロー号 口取  写真提供:専門紙ホープ 中村記者。以下同じ。…いつもありがとうございます)



実況でも表彰式でもご紹介しましたが、かつて金沢競馬でも「ダービー」と名のつくレースがおこなわれていました。
1999年から実施されたその「日本海ダービー」は、2004年を最後に打ち切り。
このたび新設された石川ダービーは、じつに13年ぶりにおこなわれる「金沢のダービー」となりました。


この間、金沢所属馬がダービータイトルを手にするためには、名古屋の東海ダービーへ遠征する必要があり、実際、2014年にケージーキンカメがそれを成し遂げてはいますが、金沢競馬にとって「ダービー」「ダービー馬」「ダービージョッキー」という言葉は、縁遠いものとなっていたのです。

そういった経緯もあり、この春、


「ダービーシリーズの一環として、石川ダービーが新設されます」


とのニュースが流れたときから、たくさんの金沢競馬ファン・関係者が、この日を心待ちにしてきました。


わたし自身もその一人で、自分が楽しみにするあまり、「今年は金沢でもダービーがおこなわれますよ」と多くの騎手や調教師に声をかけたほどです。



吉原寛人騎手に「今年は金沢でも…」と振ってみたのは、吉原騎手の地方競馬通算2000勝達成記念表彰式のとき(3月)。
吉原騎手は、


「そうなんですよね。ただ今年は強い馬が一頭いるのでね…。
でもなんとかして第1回の地元のダービーを勝ちたいですね」


と、多少苦笑いしながらこたえてくれたものでしたが…。





記念すべき第1回石川ダービー、優勝したのはその吉原寛人騎手騎乗の、ヴィーナスアローでした。


人気を集めたのは、ヤマミダンス。

2歳秋のデビュー前から全国レベルの力量と噂され、
デビュー後は噂にたがわぬ強さを見せ、
地元重賞はもちろん、笠松のラブミーチャン記念や名古屋の梅桜賞をも制覇し、
金沢のみならず広く期待と注目を集めてきたのは、みなさんご存知の通り。



(パドックのヤマミダンス)



吉原騎手の言う「強い馬」とは、もちろんこの馬のこと。


ヤマミダンスに集まる期待とその活躍については、ここでもすでに触れてきました。




と同時に、ヤマミダンスに先だってデビューし、ヤマミダンスに先行するカタチで金沢ファン・関係者の期待を集めた、同じく牝馬のヴィーナスアローについても何度かお伝えしてきました。



2歳当時のヤマミダンスとヴィーナスアローは、金沢期待のライバル同士であったのです。



ヤマミダンスはそのスピードで常に逃げまたは先行してレースを進め、ここまでヴィーナスアローと2度対戦し、いずれも勝利をおさめてきました。


遠征先では実力を発揮できずに大敗するケースもありましたが、地元金沢では負け知らず。
石川ダービー前哨戦の北日本新聞杯でも逃げをうち、次々につつきにかかる後続勢をことごとく返り討ちにして優勝。
石川ダービーで圧倒的な1番人気となるのは当然と言える戦績でした。


一方のヴィーナスアローは、2歳シーズンを終えて冬季休催期間に入ると、川崎へ移籍。
JRAの芝重賞から浦和のユングフラウ賞を中11日で走ったのち、金沢へ戻りました。


「慣れてくれば芝はいいんじゃないか」


とは騎乗した吉原騎手の話でしたが、金沢へ戻った3月に挑戦した芝重賞ではいいところなく大敗。
この3戦をどう評価するか、どう見るか、正直難しいところでした。


(パドックのヴィーナスアロー)

2歳戦では確かにヤマミダンスに先着することはできなかったものの、ヴィーナスアローのレースっぷりは、早くから2歳牝馬らしからぬものがありました。


当時コンビを組んだ田知弘久騎手が、


「スタートが上手くなってこないので、位置取りは少し悪くなるけど、脚をためて最後は伸びてくれる」


と話したとおり、先行有利の馬場や展開をものともせず、中団から後ろにかまえて、とても届かないような位置から一気に追い込み、差し切るその末脚には、何度も驚かされたものです。


道中、内側に入って砂をかぶってもイヤがらず、しまいはしっかり脚を使う。


レースセンスという点では、ヤマミダンス以上のものを早い段階から披露してきたのがヴィーナスアローでした。




その両者の、3度目の対決となった第1回石川ダービー。



レースは、ヤマミダンスをめぐるカタチで展開しました。


「めぐる」
1)周囲をまわる。周囲に沿って進む。
2)周囲を取り囲む。取り巻く。
3)あちこちまわり歩く。巡回する。
4)まわって再びもとに返る。
5)ある事柄を中心としてそのことに関連する。
6)一点を中心として回転する。
以下略


いろいろ意味のある言葉ですが、この場合、5番目の意味だけでなく、2番目の意味でも、このレースはヤマミダンスを「めぐって」すすみました。




1番枠をひいたヤマミダンスは、好発から逃げをうったジェリーロラムを追って2番手から…と思いきや、レソルテとディターミネイトが押して先行し、4番手から。
1周目スタンド前へ出てきたところでは、まさに取り囲まれた状態でした。
ここから一度やや下げて外へ出したヤマミダンスは、よどみない流れの4番手外。
かなり厳しい展開になりました。



(石川ダービー一周目。4頭目のヤマミダンスが一度下げて外へ出そうとするあたり)



ヴィーナスアローは、この馬としては早めの中団。
先行集団からそれほど離れず内側を追走しました。



先行勢が次々と苦しくなる中、抜け出したヤマミダンスがそのまま押し切るか?というところへ、ヴィーナスアローが一気に襲い掛かり、直線で捉え切りました。
まさに、並ぶ間もなく、という差し切りでした。



見事な末脚は、記念すべき第1回の石川ダービー馬にふさわしい、強烈なものでした。



ヤマミダンスは苦しくなり、後方から追い込んだゴールドハリアーとサッキーヘラクレスにも先着を許し、4着。とは言え、厳しい包囲網によく抵抗したのは、この馬の実力が高ければこそと言っていいと思います。



常に注目を集め、地元の期待を一身に背負ってきたヤマミダンス。

人気馬に果敢に挑んだ先行馬たち。

かつてはライバルと目されたものの、一度は戦線を異にし、もどってきたヴィーナスアロー。

展開を味方につけ、自らの武器をいかんなく発揮した追い込み馬たち。




実況を担当しながら、なんとドラマのあるダービーだろうと、感動しました。



ダービーとは、やはり格別なレースなのだと、あらためて知った、第1回石川ダービーでした。




(勝利し、引き上げてくるヴィーナスアロー)



ヴィーナスアロー 吉原寛人騎手 談話

「地元の第1回ということで、ボクもなんとか勝てないかなと思っていたんですけど、この第1回に勝てたことをうれしく思いますね。

ホントに一頭強い馬がいたので、なんとか自分のヴィーナスアローを信じて乗って。
なんとかならないかな?というのをずっと思っていたので、輸送とか遠征で体重がだいぶ減って、馬もすごく苦しい状態の中から、たたき台もなく一発勝負のダービーで、今日しっかりと、ここまでがんばってくれた馬には感謝したいと思います。

なんとかこのまま着差を維持できないかと、直線ホント長かったんですけど、しっかり勝ててよかったですね。

この馬のいいところは、しまいしっかりしているところ。

2歳のときからヤマミダンスと勝ち負けを演じてきた馬なので、なんとか上手く乗れれば勝ち負けできると思っていました。うまくカタチにすることができてよかったです。
ダービーでね、しっかりと逆転できたというのも大きいですし、馬に感謝したいと思います」






最終更新日  2017年06月26日 08時56分46秒
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