楽天競馬
地方競馬の楽天競馬|日替わりライターブログ  楽天競馬ブログ 12771372 ランダム
ホーム | 日記 | プロフィール

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

カレンダー

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

楽天競馬ライター

楽天競馬ライター

フリーページ

楽天カード

2018年07月27日
XML
カテゴリ:古谷 剛彦
金曜日は古谷が担当します。

 JRA北海道シリーズは、函館競馬が22日に終了。いよいよ、札幌競馬が26日から始まります。最終日の22日は、メジロドーベルが来場しました。


(メジロドーベル)

 シルクホースクラブの募集馬見学ツアーに毎年来る、大学の同級生と今年も会いました。その時に、メジロドーベルが函館競馬場に来た話題にもなりました。メジロドーベルの現役時は、ちょうど大学生の時で、大阪に住んでいました。ですから、桜花賞や秋華賞、エリザベス女王杯など、関西圏のレースに出走する時には、僕がメジロドーベルが好きだったことを知っているこの友人が、写真をたくさん撮ってくれていたことが懐かしく思い出されます。大学3年から4年になる頃から、競馬の仕事に携わっていたので、写真を撮る余裕とかが個人的になかったこともあり、メジロドーベルの写真は宝物にしていました。繁殖牝馬は引退しましたが、元気な姿を見ることができたし、相変わらずファンの多い馬だったことも嬉しく思います。

 さて、「函館2歳S」は、2頭のホッカイドウ競馬所属馬が出走しました。エムティアンとレコードチェイサーは、いずれもスタートして先行集団に。初芝でもJRA勢に負けないスピードを見せてくれましたが、エムティアンは直線でも渋太く食い下がり4着。レコードチェイサーは、最後は一杯となり13着に終わりました。

「返し馬の段階で芝適性は高いと思いましたし、乗りやすい馬だと感じました。初めての芝で難なく先行できるスピードを見せてくれましたし、直線でもよく辛抱していたと思います。決して短距離馬ではなく、ゆったり先行して息を入れる競馬ができるセンスもある馬だと思いますので、マイルに距離が延びても十分こなせる手応えはあります。力の要る洋芝より、軽い芝の方がさらに、パフォーマンスを上げてくれる印象もありました。素質の高い馬に乗せて頂き、関係者の方々に感謝致します」

と、三浦皇成騎手は話していました。また、山口竜一師は、

「前走から馬体重の増減はありませんでしたが、門別では430キロを超えていたので、想定していたより馬体は減ってしまいました。ただ、初めての輸送競馬や環境を考えれば、致し方なかったと思います。パドックでも落ち着いて周回していましたし、返し馬の雰囲気も良く、三浦皇成騎手が上手にエスコートしてくれました。今回の内容から、今後も芝を中心にしたローテーションを組もうかと思っています。反動などの心配もありますから、門別に戻ってから注意してケアをし、すずらん賞や福島2歳Sを視野に調整していければと思います」

と、今後も芝路線を歩む方針を話していました。「すずらん賞」当日は、三浦騎手が新潟にいるので、騎手は未定ですが、JRA騎手で臨むことになりそうです。また、レコードチェイサーに騎乗した阿部龍騎手は

「返し馬では、芝のフットワークには多少戸惑いがあった感じがしましたが、スタートを決めたので前でレースができ、流れには乗れたと思います。ただ、途中から突っ張る感じで、直線は失速してしまいました。慣れてくれば、また違う走りができそうですが、今日は初めての芝に戸惑っていたのが大きかったと思います」

と話していました。

 さて、26日はホッカイドウ競馬の3歳三冠最終戦「第39回王冠賞」が行われました。三冠ボーナス制度が始まった一昨年から、2年連続で二冠馬が誕生しましたが、今年は「北斗盃」をサザンヴィグラス、「北海優駿」はカツゲキジャパンがそれぞれ制し、三冠馬誕生のシーンのない状況で「王冠賞」を迎えました。ただ、二冠馬にも大幅に減額されるとはいえ、ボーナスがありますから、二冠を目指す馬たちの動向には注目されます。

 「北海優駿」から1F短縮される「王冠賞」は、1コーナーまでの距離が短くなる分、先行争いが激しくなりやすいんですが、それにしても序盤は速くなりました。途中からツルノシンが掛かり気味にハナに立ち、離れた2番手にクロスウィンド、そしてサザンヴィグラスは逃げずに3番手で進みました。途中はペースダウンしましたが、3コーナーで押し出されるようにクロスウィンドが先頭に立つと、追い掛けるサザンヴィグラスの方が手応えが怪しくなり、マッドドッグがクロスウィンドに迫って直線へ。ダービー馬・カツゲキジャパンは、当時と同様に後方からの競馬となりましたが、ペースがガクンと落ちるほどの箇所がなく、差を詰めることができないまま直線に向く形となりました。

 最後はクロスウィンドとマッドドッグの一騎打ちとなりましたが、最後の最後までクロスウィンドが粘り通し、「北海優駿」2着の雪辱を果たすとともに、最後の一冠を手にしました。


(王冠賞を制したクロスウィンド)

「北海優駿で悔しい思いをしましたので、僕自身も久しぶりの重賞だったので、勝つことができて率直に嬉しいの一言です。3コーナーの辺りから馬の力を信じて先頭に立ち、一生懸命に追いました。早くゴール板が来てくれ!と思いましたが、本当に渋太く頑張ってくれました」

と、坂下騎手。6年振りの重賞制覇に、感慨深い思いが募るインタビューでした。若松師は

「北斗盃が思わぬ大敗を喫しましたが、色々調べても何も問題がありませんでした。実際に、北海優駿で力を出し切って2着に頑張ってくれましたし、その後も順調にここまで来れました。坂下騎手と手が合っているのもあるでしょうし、3歳馬で斤量も軽いブリーダーズゴールドカップに挑む予定で、頑張りたいと思います」

と、「ブリーダーズゴールドカップ」への参戦を表明しました!今年の3歳三冠は、それぞれに勝ち馬が変わりました。例年より他地区から戻ってくる馬が少なく、残った馬でも実績のある馬が少なかったので、混戦ムードと言われていましたが、終わってみればすべてシーズンオフを他地区で走った馬たちに軍配が上がりました。今後は、3歳同士のレースを戦うなら他地区へ。地元なら古馬との対戦と、それぞれに課題がある中でレースを走ることになりますが、成長著しい時期でもあり、クロスウィンドはもちろん、他の3歳馬の動向にも注目していきたいと思います。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2018年07月31日 10時02分15秒
[古谷 剛彦] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.