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2022年01月06日
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カテゴリ:横川典視
木曜担当のよこてんです。

 一週間前のこのブログで「桐花賞に出走する有力馬の直前情報」とか書いていたのが遠い昔のようです。
 結局その桐花賞は、降雪のためにレース取り止めになりました。


★12月31日の2レースの状況。30日は晴れ間も見えるくらいだったのに・・・

 そして年が明けての1月2日が5レースまで実施して6R以降取り止め、翌3日は全日取り止めとなったので明け3歳の重賞・金杯も取り止めに。桐花賞・金杯共にレース史上初めて“欠番”が出る取り止めとなりました。さらに言えば昨年に続いての“レース取り止め”のままの冬休み入りにも。




 31日は降雪が続く事による視界不良・雪と砂の混じった塊が馬の蹄の裏に固まる事による危険。2日・3日は馬場の上の方が溶け出している一方で下の方が固く凍ったままのため、馬の足が滑って危険という事だったようで、それぞれ理由というか原因は若干異なるのかなと思います。




★年明けの1月1日に大雪が降った影響もあったようです

 SNSの方にたくさん意見をいただきましたが、開催時期よりは馬場の排水性が悪い事がより大きな影響をもたらしているのかなと、自分は考えています。

 「雪で取り止め・中止」というと、例えば関東方面とか西日本の方とかの方は「ああ、雪が積もるからだな」と思われるかもしれません。

 “雪が積もるから取り止め”のパターンは岩手では12月31日の、あるいは今日の川崎のような時ですね。降雪で視界が悪くなるという事もありますが、それよりは蹄に塊が付着する(騎手は「高下駄を履いたような感じ」と言います)のが危険で、馬の故障とかレース中の事故とかの危険性が跳ね上がる。レース間にハローがけをしてもすぐにコースが白くなる・・・くらいの降り方をするとこのパターンになりがちです。

 水沢の、水が浮いてくるのはまた違っていて、以前にも書いたかもしれませんが、「夜間の低温では凍っていた馬場内部の水分がハローがけや日中の気温上昇で溶けてしみ出してくる」事によるものです。

 つまりコースの砂や路盤の土自体が含んでいる水分・湿気の部分が溶けたり凍ったりしているわけなので、“今まさに雪が降っている”事ではあまり違いが出ません(もちろん馬場に水分が入るという事での影響はあります)。

 お隣の国・韓国のソウル競馬場では、マイナス10度以下になる冬期間でもダート競馬を通年でやっていますし、そんな今時期のレース映像を見てもコースに水が浮くような所はあまり見かけません。
 ま、ソウルは乾燥していますからね。雪も降るけど少ない。今くらいの時期でも馬場水分量8%とかの、日本の感覚だとカラッカラな砂のようです。気候条件が違うから単純比較にはならないですが、そういう水分量・乾燥具合が影響しそう・・・なヒントにはなるかも。

 基本的に水はけがあまり良くないからコースの砂や路盤の中の水分量が一年中多い、冬になると凍ったり溶け出したりする・・・なのでしょうから、水はけが良い馬場であれば状況も変わるかもしれません。
 まあ、水沢競馬場ってもともと川縁の田んぼだったところで、標高なんかすぐそばの北上川の水面とほとんど変わらないですからね(水沢駅周辺あたりの街の中心部に比べると競馬場は20mくらい低い)。低湿地の素養があるところだからそもそも“万全な排水”は難しい立地なのかもしれない。とはいうもののなんとか良い解決策を見つけ出してほしいなと思いますね。

 という事で、レギュラーシーズン終了により騎手リーディング・調教師リーディング争いも終了。騎手は村上忍騎手が、調教師は三野宮通調教師がリーディングを獲得しました。
 1位・2位の差が騎手は2勝差、調教師は1勝差で1月2日・3日に突入する形でしたが、辛うじて行われた2日の全5レースの中では順位は変動せず、それぞれ1位を守って終わりました。

 村上忍騎手は2019シーズン以来2年ぶりのリーディング奪回。秋頃にちょっとペースが落ち山本聡哉騎手の猛追を受けたものの、6月に1位になってからは最後までリーディングを譲りませんでした。


★村上忍騎手(右・ハーベストカップ優勝時)

 三野宮通調教師は開業以来初のリーディング獲得。5年前の2017シーズンは12位でしたが2018年・19年が4位、20年は66勝・5位からの今年は81勝・1位。近年は常にリーディング上位を争う位置に付けていたところからついに1位となりましたね。


★三野宮通調教師(左・いしがきマイラーズ優勝時)

 村上忍騎手・三野宮通調教師、おめでとうございました!

 12月31日はエンパイアペガサスの引退式も行われました。同馬のお話はいずれまとめて書きたいと思っているので、引退式もその時に触れることにしましょう。





 最後に改めまして、あけましておめでとうございます。今年も岩手競馬をよろしくお願いいたします。





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最終更新日  2022年01月07日 12時41分29秒



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