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カテゴリ:百瀬 和己
こんにちは。 隔週月曜日、今日の担当は㈱耳目社の百瀬です。 南関東では川崎競馬に続き、 先週は大井競馬でも3名の新人騎手がデビュー! 大井競馬開催中、 場内ではレースの合間に、 各騎手のインタビュー動画が流れました。 (実況席モニターに映る後藤蒼二朗騎手のインタビューの様子。主催者使用承諾済み) 各ジョッキーのコメントをご紹介致します。 後藤蒼二朗(ごとうそうじろう)騎手 平成16年4月8日生まれ。澤佳宏厩舎所属。 (騎手を目指したきっかけは?) 幼い頃、京都競馬場に祖父に連れていってもらい、 そこで初めて競馬を見て、騎手という職業に憧れて、 騎手を目指しました。 (勝負服について) 明るい色にしたくて、 赤と水色でダイヤモンドにしました。 (アピールポイントは?) 自分は負けず嫌いなので、 レースの面で負けず嫌いを発揮して、 勝ち星をたくさん挙げていければいいなと思います。 (意気込みを!) 1レース1レース、 精いっぱい一生懸命頑張りますので、 応援よろしくお願いします! 鷹見陸(たかみりく)騎手 平成15年4月12日生まれ。鷹見浩厩舎所属。 (騎手を目指したきっかけは?) 父親の厩舎の馬のレースを見ていたら、 『騎手ってかっこいいな!』と思い、 また自分の兄も乗馬を始めて、 一緒に乗馬をやっているうちに、 どんどん馬が好きになって、 騎手を志すようになりました。 (勝負服について) (騎手時代に)父が赤と黄色を使った勝負服だったのでその色を貰い、 大井競馬場には使っている人のいない格子柄にしました。 (目標は) 笹川翼騎手の最速500勝と最速1000勝を超すことです。 (最後に意気込みを!) 派手な勝負服でナイターで映えると思うので、 見つけたら是非応援よろしくお願いします! 谷内貫太(たにうちかんた)騎手 平成16年6月15日生まれ。嶋田幸晴厩舎所属。 (騎手を目指したきっかけは?) 自分の父が競馬ファンで、 毎週末JRAのレースがテレビで流れていて、 それを自然に見るようになって、 いつの間にか騎手を目指していました。 (勝負服について) 自分の好きな色が赤色。 また自厩舎のメンコに黒色をよく使っていて、 "襷"がかっこいいと思ったので、 このデザインにしました。 (最後に意気込みを!) 自分の騎乗で少しでも競馬が盛り上がるに頑張るので、 よろしくお願いします! インタビュー動画は 大井競馬公式YouTubeチャンネル 『TCK東京シティ競馬【公式】』 にアップされていますので、是非、ご覧ください!
ところで、 自身でも話していましたが、 南関東の現役騎手で"格子じま"のデザインの 勝負服は鷹見騎手1名です。 南関以外も含め、格子じまで思い出すのは、 現役では笠松競馬・渡邊竜也騎手の袖柄ぐらいで、 パッと思い浮かびません。 前回(「新人騎手紹介式と勝負服あれこれ」)は 勝負服の「色」について考えてみましたが、 今回は「柄」についてあれこれ考察したいと思います。 南関東では現在、 規定によると11種類の 柄を使用することができます。 そのデザインは以下の通り。 ・輪 ・一文字 ・山形(のこぎり歯形、菱山形の輪もしくは一文字を含む) ・たすき ・縦じま ・格子じま ・元ろく ・ダイヤモンド ・井げたかすり ・玉あられ ・星散らし ここからは それぞれの"柄" そして、色の組み合わせ、 勝負服のバリエーションを、 実際に登録されているデザインを使って 見ていきましょう。 (いわゆる"塗り絵"は筆者作成) (左)岡村健司騎手:胴赤一本輪 (中央)藤江渉騎手:胴青二本輪 (右)田中力騎手:袖緑三本輪 胴と袖を貫くデザインは 「一文字」と表現します。 (左)柏木健宏騎手:青一文字 (中央)山林堂信彦騎手:桃山形一文字 (右)國分祐仁騎手:白ひし山形一文字 (左)和田譲治騎手:白山形一本輪 (中央)本橋孝太騎手:黄のこぎり歯形 (右)小林捺花騎手:緑ひし山形一本輪 (左)福原杏騎手:右緑たすき (中央)岡村裕基騎手:青縦じま (右)鷹見陸騎手:黄格子じま (左)中島良美騎手:水元ろく (右)森泰斗騎手:青ダイヤモンド (左)西啓太騎手:紫玉あられ (右)的場文男騎手:白星散らし (白星が上手に描けない…) 井げたかすりの例 (左)酒井忍騎手:胴袖同色、柄なし(表記:青) (中央)川島正太郎騎手:異なる胴袖の色、柄なし(表記:同茶、そで白) (右)江里口裕輝騎手:袖のみ柄あり(表記:白、そで赤二本輪) さあ! それでは発表しましょう! 南関東所属騎手97名の 勝負服に使われる "柄"のランキングです! 以上がランキングでした!(2022年4月1日現在) <胴柄> 右たすき:19名 星散らし:15名 柄なし:8名 縦じま:7名 ダイヤモンド:7名 山形一本輪:6名 二本輪:4名 玉あられ:4名 一本輪:3名 鋸歯形:3名 元禄:3名 ひし山形一本輪:3名 格子:1名 <袖柄> 柄なし:35名 一本輪:23名 星散らし:9名 二本輪:8名 縦じま:6名 三本輪:2名 <一文字・胴袖同色柄なし> 山形一文字:5名 ひし山形一文字:1名 一文字:3名 胴袖同色柄なし:5名 …… 何かの参考になれば幸いです…。 ちなみに現在、 南関東で使用できる柄で 使われていないのは 「井げたかすり」だけ! (過去には使われていたようですが) 前回ねずみ色のみ まだ使われていないという話をしました。 と、いう事は… これを組み合わせると… 「ねずみ色第一号&唯一の井げたかすり勝負服」 が、誕生するという事になります! 思いついたら、即実行。 早速、塗り絵ぬりぬり… 塗り絵ぬりぬり… できた!!! 「胴白ねずみ井げたかすり、袖白」 続いて… 「胴ねずみ白井げたかすり、袖ねずみ」 もしこれを、 たまたま見掛けた騎手候補生の方、 そして騎手を志している皆さん、 是非勝負服のデザインを考える際に、 ご一考頂ければ幸いです。 最後に。 大井競馬場のL-WING1階には、 トゥインクルレース25周年の 周年記念事業の一環として作成された、 歴代の大井所属騎手の勝負服のパネルが 展示されています。 (2011年デビューまでの約370名) 今では見られないデザインもあり、 非常に興味深いパネル展示です。 大井競馬場にご来場の際は 是非、お立ちより下さい。 ●本稿参考 大井競馬GUIDE BOOK 2022-2023(46ページ) 一般社団法人関東地方公営競馬協議会騎手服色指定規程 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022年04月25日 12時36分46秒
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