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カテゴリ:鈴木セイヤ
新年あけましておめでとうございます! 2023年も宜しくお願い致します。 土曜日は園田・姫路競馬実況アナウンサーの鈴木セイヤです。 ![]() ↑年末前に日本平から撮影した富士山 園田競馬は年末・年始シリーズが行われ、本場は大いに賑わいました。1月2日、3日は入場制限日でしたが場内は大混雑。ゴール前は大きな歓声が飛んでいました。 ![]() 過密日程の年末年始開催を無事終えてホッとしています。次開催まで少し間隔が空くのでゆっくり休みます。 ![]() ![]() ![]() 誘導馬、誘導員さんも年末、年始仕様の衣装に。多くのファンが撮影していました。 ★ そ の だ け い ば ト ピ ッ ク ス ★ ☆「私は強い!」兵庫の歌姫が女王に☆ 12月31日(土)、大晦日の2歳重賞、第51回 園田ジュニアカップが行われた。 兵庫若駒賞の勝ち馬ベラジオソノダラブ。 園田プリンセスカップの勝ち馬アドワン。 無敗の牝馬スマイルミーシャ、ヒメツルイチモンジなど将来楽しみな2歳馬が揃いました。 単勝人気最終オッズ 1人気 スマイルミーシャ 1.8倍 2人気 ヒメツルイチモンジ 3.3倍 3人気 ベラジオソノダラブ 3.9倍 4人気 アルザード 14.9倍 好メンバーが揃った一戦は無敗の牝馬2頭とベラジオソノダラブの3頭のボックスが人気上位に。 レースはアルザードが先手を奪うと、アズグレーターが2番手で折り合いスローペースに。 ヒメツルイチモンジがスタートで痛恨の出遅れ。後方11番手追走。 スマイルミーシャはスタートを決めて道中4番手。ベラジオソノダラブは5番手を追走。 各馬深い内側を避け、馬場の真ん中付近を駆け抜ける。開催前の馬場全周内側に砂補充が行われ、年末レースは深い内を避けるレースが続く。 ![]() 向正面からアズグレーターとベラジオソノダラブが動きを見せると、スマイルミーシャは楽な手応えで追いかけます。グンと加速すると並ぶ間もなく4コーナー手前で先頭。 ベラジオソノダラブが直線で伸び返し迫りますが、スマイルミーシャがクビ差残し勝利! 2着は3番人気のベラジオソノダラブ。出遅れが響いた2番人気のヒメツルイチモンジは直線伸びますが3着。馬券は人気サイドの決着。 ![]() 撮影 斎藤寿一氏 4戦無敗で重賞初制覇を飾ったスマイルミーシャはカレンブラックヒル産駒の2歳牝馬。牝馬の勝利は2002年ハヤセスイグン以来20年ぶり。 鞍上の吉村智洋騎手は重賞41勝目。園田ジュニアカップは3年ぶり2度目の勝利。2019年イチライジンで勝って以来。 2022年はマルチ勝利を104回記録、1日6勝は年間3回記録。重賞は年間8勝。1年で349勝を挙げ、2018年以来4年ぶり2度目の全国リーディングを獲得。兵庫リーディングは5年連続5度目。 年間勝率29%、連対率46.5%と驚異的な数字をマークし兵庫リーディングを独走。なお、1月4日終了時点で地方通算3000勝迄あと16勝としています。 吉村智洋騎手インタビュー https://youtu.be/xlvjEvgXnvw ![]() ![]() 撮影 斎藤寿一氏 管理する飯田良弘厩舎は園田ジュニアカップ初勝利。重賞は通算3勝目。2018年の兵庫クイーンカップ以来、4年ぶりの重賞制覇。 中一週でも強さが光った。キャリアはまだ4戦だが距離不問、揉まれる競馬も克服。 前走は出遅れながらも完勝。 吉村騎手も「あとはイレ込みが少なくなればもっと成長できる」と将来性に期待。 クビ差に迫ったベラジオソノダラブ。出遅れながらも3着に入ったヒメツルイチモンジとの再戦が非常に楽しみだ。 ![]() 撮影 斎藤寿一氏 ☆大晦日まで続いた兵庫リーディング争い☆ 2022年の兵庫調教師リーディング争いが決着! 兵庫調教師リーディング2022 1位 保利良平厩舎87勝 2位 飯田良弘厩舎86勝 3位 新子雅司厩舎85勝 12月30日までは保利良平厩舎、新子雅司厩舎が85勝。飯田良弘厩舎が84勝で残り1日を迎えた。 トップを走ってきた保利良平厩舎が3レース、5レースを勝利。勝ち星を87に伸ばし自身初の兵庫リーディングを獲得! 飯田厩舎も2勝を挙げ単独2位。新子厩舎は3位。 保利良平厩舎は年間勝率27.2%、連対率50.3%とハイアベレージをマーク。 2022年1月から厩務員の担当頭数を4頭から3頭に減らし、1頭にじっくり時間をかけられるようになった。思い切った厩舎改革がすぐに結果として現れ、キュリアハイ更新に兵庫リーディングを獲得と最高の1年になった。 保利良平厩舎のコウエイアンカは11月のレースを勝った後休養。2023年は昨年2着のサマーチャンピオンが最大目標。ゲートに課題を残すが末脚は破壊力抜群!厩舎看板馬の悲願達成が夏に見られるかもしれない。 ☆新年最初に節目メモリアル☆ 2023年最初の開催で節目勝利が連発! 新年最初の1レースはアモールファティが勝利。管理する保利良次厩舎が地方通算700勝のメモリアルを達成!王手をかけてから足踏みが続きましたが新年一発目で決めた。保利良次厩舎は2012年の兵庫ダービーをメイレディで制すなど重賞通算6勝。 ![]() 続く2レースはラガーワンチームが勝利。鞍上の広瀬航騎手が地方通算800勝のメモリアル達成!前年は年間138勝を挙げ自身のキャリアハイを大幅に更新(21年102勝)。2022兵庫リーディングは自身最高位の4位。 1月2日は3勝の固め勝ちでした。 ☆8年ぶり牝馬が牡馬を一蹴!☆ ![]() 1月3日、お正月恒例のハンデ重賞、第65回新春賞。2023年最初の重賞が行われた。 ミスター新春賞のエイシンニシパ、摂津盃勝ち馬のシェダルが故障で離脱し、中距離路線の主役に名乗りを上げたいメンバーが集結。本場には5000人以上来場し熱戦を見守った。(再入場もカウントされている) 単勝人気最終オッズ 1人気 タガノウィリアム 2.7倍 2人気 クリノメガミエース 3.2倍 3人気 アキュートガール 5.5倍 4人気 エイシンアンヴァル 5.9倍 人気はトップハンデ56.5キロのタガノウィリアム、最軽量ハンデ52キロの牝馬2頭がクリノメガミエース、アキュートガールが続く。 レースはタガノウィリアムが逃げ、アキュートガールが2番手につけ新子厩舎の2頭がレースを引っ張る。深い内側を避けながらのレースになる。 中団位置につけていたエイシンナセルが3角過ぎから内を突く。タガノウィリアムは苦しくなり後退。2番手追走のアキュートガールとイン捲りをみせたエイシンナセルの一騎討ちに。 ![]() 撮影 斎藤寿一氏 2頭の激しい叩き合いは軽量52キロのアキュートガールが競り勝つ。ハンデ55キロのエイシンナセルが2着。3着は中団位置から追上げたクリノメガミエース。逃げたタガノウィリアムは失速し10着だった。3人気→5人気→2人気の決着。 アキュートガールは昨年2月にJRA中京競馬場でデビューし新馬戦を勝利。昨夏に新子厩舎へ移籍。兵庫転入後は5戦負けなしで重賞初挑戦初制覇。 ・同レース牝馬Vは8年ぶり。 2015年エーシンスパイシー以来。 ・4歳牝馬の新春賞勝利は初。 ・同レース4歳馬Vは6年ぶり。 2017年エイシンニシパ以来。 鞍上の笹田知宏騎手は新春賞初勝利。重賞通算10勝目。昨年10月に落馬事故で重傷を負い戦線離脱。1か月半後に戦列復帰し、兵庫ダービー以来の重賞制覇を飾った。ゴールでは勝利を確信し力強いガッツポーズが飛び出した。 ![]() ![]() 撮影 斎藤寿一氏 笹田知宏騎手インタビュー https://youtu.be/ZQvDLEXDfW8 管理する新子雅司厩舎は新春賞2勝目。 2016年アクロマティック以来のV。 重賞通算53勝目。 2022年はDG2勝を挙げ年間重賞9勝。新年最初の重賞を制し幸先良いスタートとなりました。この勝利で橋本忠男氏を抜き兵庫県競馬歴代重賞勝利数単独3位に浮上。 トップは曾和直榮氏の66勝。 ≪歴代上位Best5≫ 1位 曾和直榮 66 2位 田中範雄 58※ 3位 新子雅司 53※ 4位 橋本忠男 52 5位 橋本忠明 40※ ※現役 兵庫県史上最速の通算1000勝も間近。 1月4日終了時点で残り4勝です。 ![]() 牝馬限定を除く兵庫古馬重賞の地元牝馬Vを調べてみるとタガノカピート以来4年ぶり。中距離重賞の牝馬Vは2015年エーシンサルサ以来8年ぶり。 2019年︰ タガノカピート(園田FCスプリント) 2016年: ランドクイーン (園田FCスプリント、園田チャレンジカップ) 2015年: エーシンサルサ(園田金盃) エーシンスパイシー(新春賞) 卯年最初の重賞は飛躍を期待したいニューヒロインが勝利!父・ワンダーアキュートに初の重賞タイトルをプレゼントした。 ![]() 撮影 斎藤寿一氏 ☆園田・姫路開催日程☆ ◎来週の園田競馬◎ 1月10日(火)・11日(水)・12日(木) ※以降は姫路競馬の場外発売を実施 ◎再来週からは姫路競馬がスタート◎ 1月17日(火)・18日(水)・19日(木) 以降は毎週火〜木曜日の3日間。 3月23日(木)迄の5開催30日間で行われます。 今年も園田・姫路競馬を宜しくお願い致します。
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最終更新日
2023年01月07日 14時50分06秒
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