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カテゴリ:百瀬 和己
こんにちは。 隔週月曜日、今日の担当は耳目社の百瀬です。 先週の南関競馬は 浦和×大井のリレー開催! 『ファンタスティックリレー』と銘打って、 帝王賞当日を除く、 6月26日、27日、29日、30日の 4日間の日程で実施。 弊社実況陣も、 掛け持ちで実況を担当するなど、 いつもとは異なる体勢で業務に当たりました。 私は金沢出張もあり、 リレー開催の担当は、後半2日の大井だけ。 日頃競馬場に到着し、 まずチェックするのが、 場内で配布されている"出走表"。 リレー開催日には、 大井競馬、浦和競馬と2場それぞれの出走表が、 配布されていました。 いつものように出走表を受け取り、 実況席でぼんやり眺めていると、 ある疑問が湧いてきます。 今日の全24レース塗り終わるのに、 どれくらいの時間が掛かるかな!? そんな事が分かって、何の役に立つんだ!? と至極真っ当なご指摘を頂きそうですが… まあ、思っちゃったんだから仕方ない。 やってみましょう! という訳で、今回は 今日は2022年2月28日更新以来、 "競馬実況の舞台裏に迫る!"シリーズ 『リレー開催、全24レースの塗り絵をしてみた』 をお届けします。 まず、塗り絵とは何か。 競馬の実況アナは 騎手の勝負服を見て、 どれがどの馬かを判別しています。 その時に使う資料を "塗り絵"と呼んでいます。 パソコンで打ち出せる ソフトもあるようですが、 弊社の実況メンバーは全員、 競馬場内で配られる"出走表"の わずかなスペースに、 色鉛筆で勝負服のデザインを書き込んでいます。 私の場合は、出走馬順に塗るのではなく、 色ごとに塗り、色を塗り重ねて完成させていきます。 その際の塗る順番は、 【青⇒黒⇒緑⇒橙⇒紫⇒桃⇒赤⇒黄⇒その他】 (南関東の場合。金沢、笠松はこの限りではない) 濃いめの色から塗って、 明るい色を重ねていくイメージですね。 6月20日。 浦和競馬4日目、大井競馬5日目。 出走表に塗り絵する様子を 自分自身でレポートします!(苦笑) 13:15 塗り絵開始! (塗り絵前の出走表) (このスペースに色鉛筆で勝負服を書いていきます) (最初に"青"だけ一気に塗って、その後"黒""緑"の順番で塗ります) 14:00 橙まで4色塗り終わる。 しかし、ゴールはまだまだ先。 (橙を使う勝負服は菅原騎手、及川騎手、室騎手の3名!) 14:15 桃まで終わり、あと少し!と思いきや、 赤と黄は本当に多いので、 ここからさらに時間を要します。 (撮影後、浦和1Rの⑤内田利雄騎手を塗り忘れていたことに気づく。) (真剣に塗り絵に取り組む私) (私の向かいでも、真剣に塗り絵に取り組む、先輩・山中アナ) 14:20 大井競馬1R発走。 作業の手を止めて、実況のフォローに入ります。 14:35 ちょっと疲れてきたので、糖分補給。 先日遊びに来て頂いた火曜日担当・太田裕士氏率いる OProject様より頂きました、北海道銘菓でブレイクタイム。 太田さん、大滝さん、蛯名さん、ありがとうございました! 14:55 大井競馬2R発走。再び作業中断。 15:00 赤まで終わり、あと少し! (完成間近!!) 15:15 黄を塗り、枠色を塗って完成! (6月30日、全24レース分の塗り絵完成!) (こちらは浦和競馬場) (こちらは大井競馬場) 全24レース。 総出走馬268頭の塗り絵が完成ました! でも実際に実況するのは、 6レース68頭ですが…(^_^;) レース数や
出走頭数にもよりますが、 1日分の塗り絵を完成させるのに、 集中して取り組んで約1時間。 1Rの発走前までには完成させたいと思い、 日々仕込みに励んでいます。 2場分を完成させるのに約2時間。 作業量も2倍でしたので、実況前に少し疲れましたね(苦笑) という事で、今日は久しぶりに、 実況席の普段の様子をご紹介しました。 「競馬実況アナにこんな事聞いてみたい!」 「実況の現場をもっと見てみたい!」 など、本文の感想と併せて、 何かご要望がありましたら、 是非ツイッター等でご意見頂ければと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023年07月03日 16時56分50秒
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