カテゴリ:教育について
10月29日の日記への反響がちょっとありましたので、しばらく未履修問題(必修漏れ問題)のテーマで続けてみたいと思います。
いろんな角度から考えたり、今まで余り読者の皆さんがご存じなかった部分を提供できたりできるようであれば、この上なく嬉しいです。 さて、普段、とても勉強させて頂いているブログに「教育王さとりん」さんのものがあります。 教育に関する知識もそうですが、日記から滲み出てくる人間性がとても素晴らしい方です。 そんな彼の今日の日記にこのようなことが書かれていました。(追記の部分です) =========== 「そもそも日本史ではなく世界史が必修ということが疑問」との声も多いのですが、現場にいる「赤い色」の教師に日本史偏向教育をされることを回避した文部科学省の苦肉の策なのは理解できます。(その事実は文部科学省の幹部が認めています) ただ、世界史ですら中国が作った「南京大虐殺教材ビデオ」を垂れ流す教師が数多く存在するのですから、文部科学省の苦肉の策は功を奏してはいないのです。。。。。 =========== 未履修、必修漏れ、そういうことばかりが問題になっていますが、「なぜ世界史が必修なのか」については余り触れられていませんよね、世間では。 実は「世界史が必修である、という事実」の方が(教育現場で起こっている事実としては)よほど問題なのかもしれません。 ※教えられる側から見た利益云々~世界史を学ぶ機会人なるんだからいい、とか、世界史が不要だ、とか~は、今日の日記とは無関係です。 教育王さとりんさんのご指摘のように、「赤い色」の教師に文部科学省が対抗した、という事実が本当はあるのかもしれません。 一方で…この記事を読んで、ふと、学生時代の塾のアルバイト講師時に、同じアルバイト仲間とこのような話をしていたことを思い出しました。 「世界史の必修って、日本史を必修化させる複線かもね」 注)これは1995年に交わした会話で、世界史の必修化は1993年です。 そういえば安倍首相、『美しい国へ』の著者でしたよね。。。 事実はどこにあるかわかりません。 ただ、このような「大人の政治的論理」に学習指導要領が振り回され、その影響を受けている若者たちがいるのは間違いのない事実です。 このような指導下では、受身の学習だけでは偏った人間になってしまいます。 その時々の事象に影響されているにも関わらず「それが絶対」と思うようになるわけですからね。 「積極的に学ぶ」「なぜ、を考える」という姿勢は、バランス感覚をもった人間になるためにも必要不可欠なことなんです。 そんなことをぼーっと思った、さとりんさんの日記でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.11.03 23:07:46
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