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2008年07月03日
カテゴリ：こんな言葉に・・・
僕は高校生の女の子にある日とても大切な事を
教えてもらったことがあります 僕が所属してる某異業種交流会では 毎年教育講演会なるものを開催してます その会員の経営者の方、 外部の教育関係者などが参加して 講演の後 教育に関して数テーブルにわかれて 討論をするのです 今から数年前珍しく現役高校生が混ざっていて 僕のテーブルにも女子高生が一人入ってました 「こんなメンバーの中に高校生が混ざって 一体何をしゃべるのか？頑張れ 高校生！！」 そんな天使小トラが半分 「おいおい おじょーちゃん 高校生がちゃんとしゃべれるのかい？ イッヒッヒッ！！」 という意地悪な悪魔小トラも半分いました その女の子は普通の元気のよさそうな子で 失礼ながら決して賢いイメージがする子ではなかったんです しかし その子の話を聞き終えて僕はとても感心したのです 何をしゃべったかは今は覚えてませんが 「この子はこんな考えを普段持ってるのか！！！」と その子を見る目が尊敬の眼差しに変わった覚えがあります その事が数日たっても僕の心を離れませんでした 「何故彼女の話をこんなに理解でき こんなに心に残ったのか？」 どうにかその謎を解こうと誓いました （じっちゃんの名にかけて！！） 「特に難しいことを言っていたわけでない・・・ んっ 難しくない言葉！！！！ フッ！！ そういうことか  」謎が解けました！！簡単でした 彼女は「自分の言葉」でしゃべっていたんです！！ とても話が理路整然としていたわけでも 難しい言葉を使っていたわけでもなく 自分の考えを自分と等身大の言葉で伝えていたんです 僕は学生時代 国語が一番苦手で 全体的にいい成績ではないのですが その中でも国語の偏差値だけ 郡を抜いて異常に低かったんです 僕のブログ読んでいただいて解ると思いますが 日本語、文法が無茶苦茶なんですよね（笑） 経営者の会で自分の考えなど話す事が多くなり 人から笑われたりしないかと不安でした 実際人に上手く伝わらなかったりして それを誤魔化すため 自分の考えを難しい言葉を借りてきたりして それなりの物に見せようとしていたことがありました しかし 借り物の言葉では実は自分の考えから 遠くなってしまうのですね その高校生との出会いがあってから たとえ幼稚な言葉であっても 自分の感じた言葉で話すように心がけるようになりました 歴史作家 吉川英治の本で見かけた言葉 「我以外皆我師」 言葉の意味までは解りませんでしたが おそらく こうではないかと思います 「自分以外の人には 自分と違う優れた面がある 人との違いを認めて謙虚な目で見れば 年下、年上、立場に関係なく皆師に値する 自分以外の人から学ぶべき点は必ずある」 理論的な話し方は いまだに国語が苦手な僕には解りません しかしそんな事よりも どうすれば 自分の考えが人に伝わりやすいか！！ そっちの方がよっぽど大事じゃないでしょうか 完全ぶる自分、体裁ばかり気にして何とか取り繕ろうとする自分 ないものまで持ってるようなふりをする自分・・・ それより自分の感じたことをそのまま人に伝える大切さ そんな事に気付かしてくれた この女子高生は 紛れもなく 僕の師匠ですねん！！ お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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