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今年で2度目となる常栄寺での一泊攝心。 老師の意向で、一番寒いときにやりたいといったことだったのですが、今年は氷が張るようなことはありませんでした。 今回から、到着時の茶礼のお菓子に、ぼた餅を使おうと提案したのですが、山口市内の和菓子屋さんをめぐるも、なかなか見つからず。 ここで無ければ、あきらめようかと思って立ち寄ったお菓子屋さんで尋ねたら、「それなら自分で作るのが一番美味しいに決まっているよ! 是非、やってごらんなさい。」 と、一から丁寧に教えていただきました。 尚、手作りを勧めた和菓子屋さんでは、スイートポテトが人気です。 フミ君と、あんこ作りに熱中。 ゆっくりゆっくり、慌てずにかき混ぜるのが大事と聞いたとは、フミ君の弁。 出来上がった、大きな大きなぼた餅は、自分の子がどのようであれ可愛いように、とっても美味しく思いました。 今回の一泊攝心は、県内臨済宗僧侶のみならず、曹洞宗僧侶、イスラームを信仰する方の他、県外からの参加も数名いらっしゃいました。 事務局として旧規を汲みながら「和合専一に」と挨拶したところ、禅堂内を取り仕切る先輩からは、日用規則を読み上げた後、取って返すように、「ずる和合は、無きように」と挨拶してのスタート。 一般参加の方への托鉢指導 また、托鉢のみならず、老師による提唱(講話)も行ったりと盛り沢山。 恒例のうどん供養も、元気よくズルズルズルズルと。 終わって、ご参加いただいた一般の方々に感想を伺ったところ、「ああのこうのと説明の無いところが、良かった。躊躇する間もなく、必死になって追いつこうと懸命になれる時間は貴重です」 お陰様で、こちらも様々に気付かされる事が多く、有難い限りです。 今回は、福岡界隈からの参加者が5名。 福岡でも始まれば、きっと面白いなあと思いました。 常栄寺での行事への出発前、三重県の伊賀市社会福祉協議会で活躍する知人が、近所の山口県社会福祉協議会での講師として来訪。 弊寺にも立ち寄られ、およそ一時間半の講義? 成人後見制度など、地域福祉に関しての様々なお話を大学生のF君と一緒に聞きました。 ただただつなぐだけでなく、きちんと責任を持って面倒を見きれるよう、行政もルールを整え、形にしていくこと。そして、各自治体の認識レベルを等質に近付ける必要があることを伺いました。 各地域に必ずあるお寺の役割を共有すべくネットワークを行政...とも連携して再構築すれば、福祉関係者はじめ各地域の認識レベルを高める一助とならないだろうか。 そのような思いを抱きつつ、常栄寺の行事が済んだ昨日、今度は私が県社協への集まりに、児童養護施設の責任者ではなく、僧侶として参加させて頂く機会があり、懇親会で、様々な意見交換が出来た事、大変嬉しく思いました。 とはいえ、隣接施設の話にも及び、事務局の方と、「運営の理念をないがしろにするようなことだけは、基軸がぶれるような事だけは無いようにし、職員にも認識を浸透するように心掛けねばならないですね」と、まくしたてたのですが、よくよく考えてみれば、たまたま話した相手は、先日、施設の第三者評価を担当された方。 そういえば、「評価の際、『もっと経営理念をはっきりと打ち出した方が良い』と指摘を頂いた」と、施設の会議で聞いた事を思い出し、雪が降りしきる中、冷や汗が流れ出ましたが、きっと思いを汲んで下さったことでしょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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