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[日記] リチャード三世~紙屋町さくらホテル
昼から日生劇場で、市村の「リチャード三世」。タータン(香寿たつき)の退団後初の ストレートプレイってことで楽しみに行ったんだけど、アン王妃の出番ってのが殆んど ないんでその出来は評価できず。とはいえ市村の狂気溢れるリチャード三世っぷりに痺 れたんで、十分チケットの元はとれたかと思う。 その後新宿に出て、こまつ座の「紙屋町さくらホテル」のソワレ。終戦直前の広島で慰 問で芝居公演をしていて原爆で全滅することになる「さくら隊」の役者たちを題材に扱 った井上ひさしの傑作戯曲。「芝居とは」「演技とは」というテーマと、「戦争とは」 「平和とは」そこからひいては「天皇の戦争責任とは」というテーマが、渾然一体とな ってひとつの物語世界を作り上げているのはもう見事としか言い様がない。それをまた 実力派の役者たちが誠実に演じているため、ぐいぐいと引き込まれてしまう。中でも宝 塚出身の看板女優の役を元宝塚の森奈みはるが好演していたのが印象的。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004年01月03日 02時14分36秒
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