日曜日に、映画「スキャナー ~記憶のカケラを読む男~」を観に参りました。
野村萬斎さんが初めて現代劇に挑戦した主演作が、GWに公開されました。
「ALWAYS 三丁目の夕日」「探偵はBARにいる」などで知られる人気脚本家・古沢良太によるオリジナル作品。
物や場所に残った人間の記憶や感情=「残留思念」を読み取ることができる特殊能力をもった 元お笑い芸人の主人公・仙石和彦(野村萬斎)が、
元相方・丸山竜司(宮迫博之)とともに、
猟奇的な連続殺人事件の解決に挑みます。
残留思念を読み取る能力を使ったネタで「マイティーズ」というお笑いコンビで世間を沸かせたものの、
その結果として神経をすり減らした仙石は芸能界を引退し、
マンションの管理として、熱帯魚を唯一のなぐさめとした静かな生活を送っていました。
そんな折、女子高生ピアニストの秋山亜美(杉咲花)から、
行方不明になった音楽教師の沢村雪絵(木村文乃)を探してほしいという依頼が舞い込みます。
失踪した沢村幸江は、なぜかマイティーズの大ファンだったのです。
清楚で美しいピアノ教師がマイティーズのファン!?
へえ~っと思いまししたが、これも、大事な物語の要素でした。
当初は渋った仙石でしたが、元相方のマイティ丸山とともに事件の謎を追い始めるのです。
仙石が様々な残留思念を読み説く~スキャニング~ことによって、
次々と、驚くべき過去のことが解き明かされていきます。
安田章大(関ジャニ∞)さんが、刑事役で好演。
なかなかの役どころで、印象的でした。
萬斎さんは引きこもり変人男性。
背中を丸めての役どころ…とのことでしたけど、
やはり、あの鍛えられた背中は、簡単には丸められないですねえ(笑)。
後半の仙石が積極的に行動するようになってからは、やはり、いつものお背中でした。
展開も面白く、楽しめるお勧め映画です。