韓国映画「四月の雪」。
2005年公開。
今週に入ってだいぶ気温が上がってきましたが、
先週は、とても寒く真冬に逆戻りしたような一日で、
雪が降ったところもあったようです。
…随分前に見たこの映画を思い出しました。
ソウルのコンサート製作会社で照明のチーフディレクターのインス(ペ・ヨンジュン)に、
仕事の真っ最中に、妻(イム・サンジョ)が交通事故にあったとの知らせが入りました。
東海岸の小さな町サムチョクの救急病院に駆け付けたインスは、
手術室の前で、ソヨン(ソン・イェジン)と出会います。
彼女の夫も交通事故にあい、手術中でした。
そして、2人は、インスの妻とソヨンの夫が同じ車に乗っていて事故にあったという事実を知ります。
意識の戻らない2人の看病のため、
インスとソヨンは、それぞれ病院近くのモーテルに長期滞在をすることになりました。
同じ病院に通う2人は、一緒に過ごす時間が増え、
お互いの配偶者の背徳の事実に悩みながらも、
いつしか、お互いに惹かれあっていきます。
そんな時、インスの妻の意識が戻りました…。
春に美しく咲く花の上に降り積もる“四月の雪”。
でも、それは、幻のように儚くすぐ消えてしまう雪なのです。
「八月のクリスマス」のホ・ジノ監督の作品だそうで、
“切なさ”が淡々と描かれています。