ドラゴン・オブ・ナチス
評点 ★★☆ 1960年代の日本映画を髣髴とさせる出来栄え・・・けど、いまどき、もう時代遅れなんじゃ?[DVD] ドラゴン・オブ・ナチス●2014年度 劇場未公開DVD 監督: マーク・アトキンス 出演: スコット・マーチン, ステファニー・バーン, ロス・ブルックス, オスマン・ソイカット, ロバート・パイク・ダニエル●あらすじ 第二次世界大戦・北アフリカ戦線。ロンメル将軍の戦車軍団に、連合軍は苦戦を強いられていた。或る日、敵情視察に出た戦車が異様な高熱で何者かに焼き払われ、秘密裏に手に入れたフィルムには信じられない生物が写されていた。●感想 謳い文句が凄いのです。「空を埋め尽くすドラゴンの群れに戦争映画ファンなら興奮必至のP51ムスタング戦闘機が戦いを挑む! 」などなど。基本的に劇場未公開映画は、B級というかC級映画なんでしょうけれど、時には妙な”味”があって、拍手拍手!ってこともありますので、ときどきは借りて見ることにしているのです。今回の映画は、おおはずれ、ではないけれど、発想の仕方や映画の撮り方が、1960年代の日本映画、みたいな感じで、新人監督のデビュー作のような感じでした。ドラゴンが出てくるし、それを迎え撃つのがP51ムスタング・・・。でも、発想という点からは、ゴジラやガメラを発明した1950~60年代日本映画陣の方が上だと思うし、大魔神なんかは、はるかにそれを凌駕します。発想面では、もう大分前に誰かが遣ったものを集めているようなものだし、よって、後はストーリーと撮り方次第で勝負かもしれませんが・・・。一応最後まで見られたので、それなりに点数付けてますが、ドイツの将軍が、自分の軍を差し置いて、連合軍に味方しますかね? 最近のCGの凄い画面に慣れた方は、期待しないで見ていただけると良いかと思います。