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テーマ:DVD映画鑑賞(14194)
カテゴリ:DVD鑑賞
好き勝手な態度と行動、一般的な教室での授業風景ってこんなものなのか?
そんな疑問からはじまったこの映画感想。 騒がしい生徒達とは裏腹に、淡々と話を続ける教師。 そして、教師が生徒に言った言葉『私の娘はこのクラスの生徒に殺された』から、告白の内容が動き出す。 戦慄。驚愕。。。。。見ている側に与えるものは嫌悪感とは言い難い、人が持つ悪の面をこれでもか!とういう迫力で襲いかかってくる。 一度見たら、もう見たくない。。。。と思える。 それはこの映画が『つまらない』とか『おもしろくない』ということではなく、完璧なまでに、知りたくもない、見たくないという人が持つ悪の部分をストレートに見せるから。 東日本大震災で大変な状態の被災地でも、犯罪は毎日起きているという事実を知りたくないのと同じで・・・・ 世界中から声援や援助の申し出を受け、日本の人々が見守っている中で、被災地を面白半分に見学に行くような輩、火事場泥棒ともいうべき、被災した家屋へ空き巣が入る。 漂流しがれきの中から見つけた現金を届けることなく、己の物と持ち去る。 警察に届け出があるものはまだマシな方だそうだ。 そんな記事を目にした時、知らなければよかったと思う。 それと同じ感覚だった。 と、同時に、わが子を殺された親の執念ともいうべき心の闇を、自分に置き換えてみた場合、私でも同じように、相手を憎み、許すことはできないだろうと共感したのも事実です。 最後まで教師、そして生徒達の告白形式で内容が進んでいくが、その語り口調がリアルであり、ドス暗い雰囲気が襲いかかってくる。 見終わった後、重くて気持ちを切り替えるのがとても難しい感覚になるが、見てよかったとも思いました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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