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カテゴリ:茶道
高橋英樹主演の「慶次郎縁側日記」、今日は、おぶんちゃんと辰吉親分のその後の展開ですね。
先週のエピソードのラストシーンで、慶次郎旦那、同じつらい過去を背負いながらも、まだ若い辰吉は、これから、またひと花咲かせられるんだと気付きます。それで、なんとなく自分だけ取り残されたような気になって、「俺には、もう何もない」というようなことを言います。(オイオイ、それは、ガールフレンドのおとせさんに失礼だぞ。)そんな慶次郎に、火鉢の炭を足していた左七さんが、「いや、まだ残り火があるさ」と、小さくなった炭を、火箸で新しい炭の上に載せます。残り火は、これから、新しい炭にうつって、またカッカッと燃えるかもしれない。 お話は、というところでしたが、この、新しい炭を継いで、残り火からたカッカした火をおこすのって、意外に難しいんです。 茶道の炭手前のお稽古。例えば、初炭の場合、種火用の炭が三つあって、そこに、お手前で炭を足して、お湯が沸かせるような火にします。先生のお宅でのお炭のお稽古だと、ちゃんと、火がおこります。お手前中に、先生に注意をしていただいたくことがあると、手をやすめて、それを伺っている最中に、どんどん熱くなって、お香を火箸を使わず手で入れるようなお手前だと、「あっちっちっ」となってしまうぐらいです。それが、お茶のお友達のお宅で自主トレをしていると、なぜか、消えてしまう。(T_T) お手前で足した炭に、種火が全然燃え移らないんです。いや、ちょっと移ったとしても、あとが全然続きません。その後の、お茶を立てるお稽古は、いつも、電器ポットのお湯を足すはめになります。 灰が悪いのか、炭が違うのか、それとも、種火の起こし方が違うのか...。炭で空気をふさいでしまっても、火は消えますしね。お湯一つ沸かすだけで、けっこうコツがいるんですね。 そういえば、火鉢ってのも、かすかに記憶にあります。祖父母の家で使われていたような。昔の家は、通気性がよかったから(すき間風だらけとも言う)、一酸化炭素中毒にもならなかったし、風情のあるものでした。 でも、備長炭不足の報道がありましたが、今の時代、たかが、炭の風情を求めるために、よその国の成長の遅い硬い木を大量に切ってもいいんだろうか...。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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