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カテゴリ:和の生活 つれづれ
所要で四条通りまで出た帰り、ベビーカーを押しながらぶらぶら歩いて、そのままふらりと、先斗町の歌舞練場へ。祇園甲部の都をどりも、上七軒の北野おどりも、宮川町の京おどりもおわっちゃってるけど、鴨川おどりはまだやってるからと。
今日の最後の4時10分の部が始まるまで30分ほど。チケット売り場のお姉さんに、小さい子連れでも問題ないと言ってもらい、やすい2000円のチケット1枚で入場。映画館にでも入るような気やすさです。祇園甲部の都をどりだと、こうは行かないかも。格のことだけじゃなくて、べニューが大きいし、観光バスが何台もわんさかやってくるし。 気をきかせて、2階横の桟敷席の座席券をくださいました。サイドでも舞台はよく見えるし、小さな升席を占領してお座布団の上にゆったり。なるほど、小さい子連れにはありがたい席です。2階のサイドの桟敷は、私達だけだったので、きがねなくゆっくり観られました。お隣がいないから、ちょっとなら声も大丈夫だし、疲れた時には、娘は座布団にごろん。なんか、昔の芝居小屋みたい。 大人券一枚で、こんなにゆったりさせてもらって、申し訳ないです。(たまたま混んでなかったんでしょうね) 面倒なので開演前の写真アップしませんが、こじんまりした場内。2階席前には千鳥マークの提灯が並び、舞台にははんなりと華やかな緞帳。いいですねえ、こういう雰囲気。 近くの特別席には、からげ姿の舞妓さん(よその花街からなんでしょうね)を二人連れた旦那さん。一階席には、旦那さんたちばかり7,8人のグループがいたり。普通の観劇とは、ちょっと違う客層ですね。 親の刷り込みのため、娘はお着物大好き、邦楽もまあと聞きなれているし、「舞妓さん、みに行こうか...」と振ると、一も二もなく「行くー!」だし、まあ、なんとか人さまにご迷惑をかけ(過ぎ)ずに無事終演。 内容は、第一部の舞踊劇が「幕末恋模様」。幕末の先斗町が舞台なんですが、そうか、先斗町は、僅王派だったっけか..。恋人が新撰組に殺されたと、姐さん達が話してました。そこに田舎出身の新撰組の青年隊士逃げ込み、幼馴染と再会して、姐さん達のはからいで落ちのびていくんですが、娘は、隊士が「一寸法師」と。若衆髷だからか。「舞妓さん(ほんとは、女中さん)、一寸法師とおうちに帰ったの」って。ちょっと違うけど、まあいいか。それにしても、この、舞台の、置屋だかお茶屋だか、こんな大きなの、先斗町にあるのかな..。 舞台はほんとに華やかだし、年配の姐さんの踊りはすばらしかったけど、歌舞練場の雰囲気は気取らない。お姉さん達も、親切だったし。ほんと、ふらりと入って楽しめました。いい午後のひと時でした。 鴨川おどり まだまだ下旬近くまでやってますよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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