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カテゴリ:和の生活 つれづれ
しゃばけシリーズ。 なにやら、ベストセラーらしい。読んでみたいな、と思っていたら、ブック○フに2冊あったので、「しめしめ」と。
面白かったです。宮部みゆきの江戸ものを初めて読んだ時も新鮮だったけど、こちらも、なかなか斬新な設定で。 人物達(+あやかし達)の個性もいいし、根底にある優しさには、ほっと、なごまされるし。 ただ、強いて言えば、設定のつめ、というか、辻褄に、ちょっと甘さがないかっていう気は、しないでもないです。いえ、スーパーナチュラルなところじゃなくて。例えば、犯罪の動機づけなど、今一つ納得がいかなかったり。私が頭の回りが悪いだけかもしれないけど。 人じゃないもによる行いの動機なんて、納得がいくもののはずがないと言われればそれまでだし、面白ければいいんですよね。 でも、辻褄がしっくり収まらないのって、気持ち悪いんですよね。登場人物が好きで、少々のことに目をつぶっていた「かわせみシリーズ」も、読み続けながら、気持ち悪かったです。 いつも、人物設定(年齢、性格、言葉遣い、ひどい時には名前まで)がころころ変わっていくのが嫌で、食い違いを探して楽しむシャーロッキアンのような境地には遠く及ばなかった。結局、ぱたりと読まなくなりました。(その他の理由の方が大きかったけど) いえ、「しゃばけシリーズ」には、今のところ「かわせみシリーズ」のような設定のずれは全然みあたらなかったし、既刊の他の本も、今後の新作も、読むのが楽しみです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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