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カテゴリ:日本舞踊
京都で過ごす期間も残り少なくなってきました。ピレネー山中なら、今頃、空気も爽やかで快適なはず。でも、できるなら来年も、夏は、この蒸し暑い京都で過ごしたいと思っています。この街は、神さんも怨霊も鬼もいろいろ多いし(というか、怨霊が神さんになったのも多いし)、いつもどこかで祭をやっていて、首をつっこめるところはいくらもあるし、やっぱり面白い。
御所から眺める東山や大文字山も、加茂川から眺める北山も好きです。私としては、山とは、下から見上げるもの。 さて、加茂川と言えば、河川敷を自転車で走っていると、目につくのは鷺達。(ヌートリアも多いらしいけど、まだ目撃していません) 荷台のチャイルドシートの娘が「ママのやってる(お稽古している)鷺娘がいるよ。」と指摘。なんだか、舞踊の鷺娘と、実際の鷺とって、あまり結びつけて考えたことがなかったなあと、そのとき自分で気が付きました。(苦笑) 鷺と言えば、玉三郎は、鷺娘を踊るにあたって、白鷺の動きを観察したとか、どこかで読んだ気がします。でも、川に点々と立っている白鷺って、いつみても動いてないんですよね。(笑) じとーっと獲物を狙って待ってる姿がほとんど。それでなければ、飛んでいるところ。ちょこっちょこっっと歩く動きなんて、あまりみることがない。玉三郎は、鷺並の根気で、じーっと座って鷺が動きをみるまでまったのでしょうかね。次元がぜんぜん違います..。 6月に帰国してからお稽古していた鷺娘が、先週、やっと最後までいきました。鉄杖をもって鷺の姿になったら、めいっぱい派手に動く鷺娘ですが、実際の鷺って、あんなに狂い踊るんだろうか...。それとも、タンチョウ鶴の雪舞みたいなことをすることもあるのだろうか。 とまあ、今週は浴衣会。鉄杖を振り回すところは、もう、ぶっつけ本番でいってまいります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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