|
カテゴリ:カテゴリ未分類
『グッバイ、レーニン!』 (2003) GOOD BYE, LENIN! ジャンル コメディ/ドラマ eiga.com/公式サイト
【ストーリー】 「レーニン」といっても 、ロシアのお話ではない。(レーニンとは、20世紀初頭、世界初の社会主義国家を誕生させたロシアの革命家だ。)東西ドイツを分断していた「ベルリンの壁」が崩壊した1989年の 東ドイツのある家族のお話。 ベルリンの壁、崩壊前の東ドイツ。壁崩壊直前、デモに参加した息子(ダニエル・ブリュ-ル)を目撃した母親(カトリン・ザース)は、ショックで心臓発作を起し、昏睡状態に。8ケ月後 母親が奇跡的に目覚めた時、ベルリンの壁はすでに崩壊。息子は一計を案じる。「もう一度ショックを与えると命取りになる」という医者の忠告もあり、社会主義者であることを糧に生きてきた母親に、アレックスは東ドイツの生活が何一つ変わらずに続いているように見せかけようとする。。 03年のベルリン映画祭で最優秀ヨーロッパ賞(嘆きの天使賞)に輝き、ドイツ・アカデミーでは9部門を独占。04年のアカデミー賞外国語映画賞のドイツ代表にも決定した。「ドイツの歴代興行収入を塗り替え、6ッ百万人を動員した大ヒット作」と宣伝文句が踊る。 ●シリアスかコメディか 題材が東西ドイツとなれば シリアスになりがち。ところが本作は東側のシリアスな面をうまく"滑稽さ=笑い"に転化。母親が食べたいという東独製のピクルスの瓶が 店でもう買えないので瓶を探して中身を入れ替えたり テレビが観たいといえば友人とニセのテレビ番組を作り、、 最愛の母に社会情勢の変化を悟られまいとする息子の姿をユーモアたっぷりに描いている。母親思いの青年のおかしくも一生懸命な奮闘には、きっとだれもが一喜一憂するはず。 東西の統一が市民生活にどんな影響を及ぼしたか。当事者でないと分からない庶民の生活感覚を丁寧に掘り起こして、急激な変化に右往左往する市民を皮肉な目で見つめる。壁の崩壊を庶民の側から見つめたユニークな視点が光る。(SCREEN & ぴあより) もし、自分の家族に同じことが起こったら、本当のことを言えるか? それとも うそをつきとおすのだろうか? さらに、 母親は 息子のうそにホントに気づかないもの? (ウチの子は すーぐばれる バレバレのうそをつきます。そりゃ、年齢差もありますけど (笑))でも、母親の眼差しには知っているんじゃないかと 思わせる表情があったようにおもいます。 母親が 外に出てしまい町を見てしまう。その時 撤去されたレーニン像がヘリコプターでクレーンに吊るされ空を母親のまん前を移動していく。。あそこは、笑うトコなのか??混乱した頭で じっと見つめる母親の姿は、笑えるだろうか? にしても微妙。。 レーニンが真っ二つになって、吊るされていうのはおかしいけど。社会主義の崩壊を象徴するシーンなので。 銅像に扮装した"ハナ肇さん"に水やらパイやらタライやらをぶつけて楽しむ年末の紅白ものまねだったか、、なんか、あれを思い出した。あれはおかしくもあるんだけど なにかヒヤッと感じるものもある。レーニンの注吊りも笑えるけど、悲哀がありました。 又、息子は 母のためにニュース番組を作りながら、東西統一についての自分の考えなども できていったようです。 西の文化だけが 良いとは限らないとか。。 そこら辺の心情は当事者の人たちには 共感できる部分だゅたような。。 ● ヴォルフガング・ベッカー監督 まだ 記憶に新しい東西問題を笑いに昇華。ベルリン映画祭の特色は新人にも開放している事。過去、ここからヴィム・ヴェンダースらが巣立っている。本作のヴォルフガング監督も2作目。今後のドイツ映画を背負う人物と目されている。 ● そりゃ、ないよ! 当時、東の皆さんは結構「タンス貯金」をしていたらしい。税金逃れのため?映画の中でも、そんな場面があったけど、東のマルクが使えなくなった後、西のマルクに換金できなかったマルク。一体、どのくらいあったのかな!?1つの国家が崩壊するって、大変なコトです、ほんとに。 40年分の貯金がパーですよ。。 ● 俳優 アレックスを演じるのは、2002年の「Nichts bereuen」に続き、本作でドイツアカデミー賞の主演男優賞を受賞したダニエル・ブリューゲル。その母クリスティアーネに扮し名演技を見せるのは、東ドイツ出身のベテラン女優カトリーン・ザース。また、アレックスと恋に落ちるロシア人看護婦の役で、「ルナ・パパ」「ツバル」のチュルパン・ハマートヴァ。ハツラツとした個性。 全然初見の俳優さんばかりでした。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年10月22日 09時27分44秒
|
|