当たり前のことの大切さ
新型コロナウィルスの拡大で自粛が叫ばれ、さらなる自粛。やむを得ない事とはいえ、街から人がいなくなった。皆、家で巣ごもりしているのであろう。お花見の時季というのに、世の中は暗いムードが続く。約70年の生涯で、まさかこんな事が起きるとは夢にも思ってなかった。私に限らず誰しも同じ想いであろう。初めは高齢者が危険だと報じられれた。でも持病がない若い人が感染したり亡くなっているという。国内でも0歳の乳児が感染した、というニュースが流れた。仙台の4歳の孫や息子夫婦が気がかりで、夜もおちおち眠れない日も。著名な人にも感染・死亡が広がっている。タレントの志村けんさん(70)が3月29日、昨日は女優の岡江久美子さん(63)が亡くなったと報じられた。岩手県はコロナ感染者がいない日本でただ一つの県となった。そんな中緊急事態事態宣言が全国に拡大されたことを受け、岩手にもこれまでにはない状況が。県立学校が一斉休校となったり、大型商業施設が休店となったり。「令和」となって「平成」より少しは世の中が良くなってくれる、期待があった。こんな年を迎えるなんて。こんなことになるとは。当たり前のことが当たり前にできない。つくづく当たり前のことの大切さを知った。「止まない雨はない」「朝の来ない夜はない」雨が止んで晴れの日が来るし、長い夜が明けて朝がきっときっとやってくる。ずっとこの状態が続くわけではない。それを信じ、生きていく。今はそれしかなさそう。