【ニュース】新大久保 ホームドア設置で遺族が見学
ニュース 新大久保 ホームドア設置で遺族が見学 12年前、線路に転落した人を助けようとした日本人と韓国人の男性が電車にはねられて死亡したJR山手線の新大久保駅に、転落事故を防ぐ「ホームドア」が設置されたことを受けて、17日、韓国人の遺族が現場を訪れ、安全対策の状況を確認しました。JR山手線の新大久保駅では、12年前、ホームから転落した男性を助けようとした韓国人留学生のイ・スヒョンさん(当時26)とカメラマンの関根史郎さん(当時47)の2人が線路に降り、3人とも電車にはねられて死亡しました。事故のあと、JR東日本は山手線すべての駅で転落事故を防ぐホームドアの設置を決め、先月28日に新大久保駅にも取り付けられたことから、17日、イ・スヒョンさんの両親が対策の状況を見るため、駅を訪れました。両親ははじめに、駅の構内に設置されている亡くなった2人の行動をたたえるプレートに花を供えました。そしてホームドアの前で、駅長から「12年かかり、お待たせしましたが、ようやく設置することができました」と説明を受けると、両親は、笑顔でうなずいていました。父親のイ・ソンデさんは「乗客の安全のために設置されたことは、喜ばしいことです。これからも命が守られるような安全対策をもっと進めてほしいです」と話していました。★ 12年って遅くないですか?ご両親の優しいまなざしは当時の激しい気持ちをまったく感じさせませんでした。「日本に留学させたのはこんなことをさせるためではなかった!!」ご両親の言葉は今でも脳裏に焼きついています。10年たとうが20年たとうが日本はイ・スヒョンさん、あなたを絶対忘れることはありません!! 【李秀賢さんをたたえる奨学金授与式に韓日首脳がメッセージ】 17日、東京で「LSHアジア奨学金」の授与式が行われた。 日本で語学研修中だった李秀賢(イ・スヒョン)さん(当時26歳)は、2001年1月26日、東京のJR新大久保駅で、線路に転落した日本人男性を救助しようとして、電車にはねられ命を落とした。この勇気ある行動を後世に語り継ぐため設立された「李秀賢顕彰奨学会」は、李さんの名前のイニシャルを取った「LSHアジア奨学金」をつくり、02年から毎年、李さんと同じように日本で学んでいるアジア人留学生たちに奨学金を支給している。 朴槿恵(パク・クンヘ)大統領と日本の安倍晋三首相はこの日、奨学金授与式にメッセージを寄せた。両国の首脳が同時にメッセージを寄せるのは初めてのことだ。朴大統領は「李秀賢君の崇高な犠牲は韓日両国の国民が心で通じ合う道を開いた。故人の善行が与えた感動を、今日再び心の中に深く刻み、韓日両国はもとよりアジア諸国の友好、協力関係がより進展することを祈念する」とつづった。 一方、安倍首相は「命を懸けて示した献身の精神は、日本社会の多くの人々に受け継がれている。日韓両国間はもとよりアジア諸国間の友好、協力関係がより進展することを祈念する」とつづった。メッセージは在日韓国大使館のキム・ウォンジン公使と、日本の外務省の木原誠二政務官が代読した。李さんの父親の盛大(ソンデ)さんも授与式に出席した。式では、韓国や中国、ベトナムなどアジア諸国からの留学生50人に対し、1人当たり10万円の奨学金が授与された。(朝鮮日報) 韓国 釜山 범어사 梵魚寺 ポモサ ・・・イ・スヒョンさんのお墓を訪ねて