わからないから避難する
毎日新聞の夕刊に芥川賞作家金原ひとみさんのインタビュー記事が掲載されていました。 金原さんは放射能汚染を避けるために、東京から岡山へと避難したと言う事です。 まだ幼いお子さんが二人いて、彼女は何よりも子供たちの被曝を恐れているのですね。 金原さん曰く(安全かどうかが)わからないから避難する・・・のだと。 都内各地でホットスポットがみつかり住民に不安が募っている実情や、こうした金原さんのような行動を見聞きすると、やはり国の対策の遅れが目に余るのだと感じます。 徹底した線量監視とその公開を早急に構築し実施するべきであり、更には除染に関する具体的実施策と資金の提供も必要であるし、汚染された土泥や稲藁や瓦礫の最終的な処理方法の具体的な決定とその資金の提供も急がれなければならない。 国がなかなか決めてくれないから・・・その大合唱が全国のありとあらゆる場所から聞こえてくるのは、政府が怠慢だからだと断じざるを得ない。 危険ではないと言われても安全だとは信じられないと、今この国の国民の殆どが感じているのではないか? だから「わからないから避難する」という選択が行われるのです。