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少し前に読んだ本です。
朝日新聞夕刊で連載されていたものだとか。 ---- 突然死した働き盛りのデパートの店員、椿山和昭。 死後の世界では、「スピリッツ・アライバル・センター」で、まるで免許証の更新のごとく講習を受け、流れ作業で極楽往生できる仕組みになっていた。 邪淫の罪に問われた椿山は、再審査を請求し、相応の事情ありと判断され現世へと逆送されることとなった。 しかし、美女の体を借りて、3日間だけ現世に。 そして、そこで彼が見たものは・・・。 知らなくてもよかったこともあったかもしれない。 親子の愛、夫婦の愛、そして親友の思い。 そして、物語は、同時期に逆送されてきた二人の物語も平行して進められていく。 絡まった糸が、しだいにほどけていく。 三人は無事、極楽往生できるのか・・・ ---- あり得ない設定なのに、次第に浅田ワールドに引き込まれてしまった。 人違いで殺されてしまったテキ屋の武田とその子分たちとのやりとりが、なんとも人情味溢れていて良かった。 個人的には、終わり方がちょっと残念。 ハッピーエンド好きなので。 役所、もうちょっと融通を利かせてちょうだいよって感じです。 2006年春にテレビドラマ化されるとか。 文庫の帯にありました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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