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まだまだ続く熊谷達也月間。
相剋の森 【内容情報】(「BOOK」データベースより) 「山は半分殺してちょうどいい―」現代の狩人であるマタギを取材していた編集者・美佐子は動物写真家の吉本から教えられたその言葉に衝撃を受ける。山を殺すとは何を意味するのか?人間はなぜ他の生き物を殺すのか?果たして自然との真の共生とは可能なのか―。直木賞・山本賞受賞作『邂逅の森』に連なる「森」シリーズの第一弾。大自然と対峙する人間たちを描いて感動を呼ぶ傑作長編。 邂逅の森の時代から時は流れ、舞台は現代。 女性ライター、美佐子の取材により明らかになる現代の「ツキノワグマ」をめぐるさまざまな問題。ツキノワグマの保護とマタギの文化の継承、相反するようで根っこは同じ。 ともに生きる「共生」ではなく、はじめにありきなのは共に死ぬ、「共死」の思想。ある老教授が説く。他者を殺す覚悟と、自己が殺される覚悟。マタギの世界には、共死の思想がある。 調べていくうちに、美佐子は自分のルーツを知ることになり・・・。 邂逅の森もよかったけれど、時代が現代なだけに、物語に入りやすかった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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