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久々ブック〇フで購入した105円本。
あしたづくり子供と共に考える、-楽しい【中古】afb 映画監督、大林宣彦の語りを文章にまとめたもの。 「日本の21世紀を創る子供たちに、あなたはどんな心の財産を残せますか? 昔のひとびとが不便と我慢を糧として培った日本人の文化を、子供たちと一緒に、いま見つめなおそう。」帯より まず、第一章「太初(はじめ)に言葉ありき」 の大林宣彦少年と母との会話に衝撃が走る。 当時二十八、九だった母親が、大林宣彦少年に語る言葉の数々。 「生憎の雨ですね」小学校一、二年の大林少年は、雨の日にニコニコと交わされるこの言葉を、よい意味だと思っていて、母に聞く。 その答えが 「人間というものは言葉を持っていて、言葉を交わすことで、すれ違ったり別れたり、一緒に過ごしたりするのよ。言葉を交わすということは、相手の気持ちをおもいやるっということなの。(中略) 雨の中をよく来てくださいましたという意味で「生憎の雨でしたね」というの。だから「生憎」は優しい言葉なのよ。」と 二十八、九の若い母が、子供に対してそのような言葉で語ることが出来た時代。 豊かな心が豊かな物語をつむいでいた時代。 自分は、こどもと「言葉」で物語を伝えているのか・・・ 身につまされる思い。 このほか、〇×方式の現代の教育を、グーチョキパーの3つがあって切磋琢磨していくものを二分法にしてしまったと憂いたり、教育論から、映画製作の現場話まで、惹きこまれて読み込みました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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