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カテゴリ:ことば・薀蓄
テレビは苦手です。正確に言うとテレビから出てくる音が苦手です。
けれども教育テレビだけは別で、独身のころからよく見ていました。 テーマソングは一通り歌えるし、キャラクターなどもばっちりです。 最近気に入っているのは『にほんごであそぼ』と『ピタゴラスイッチ』。 面白いですよ。オススメです。 今でこそ「テレビに子どものおもりをさせるのは好ましくない」とか 何とかえらそうに言っている私ですが、結婚したばかりのころはヒマ でしたから、かなり長い時間ゲームや教育テレビ、海外ドラマなどに 時間を費やしていたことを告白いたします(__;。 今朝は何となく見たくなって久しぶりに『おかあさんといっしょ』を 見ていました。息子アスカは大好きな歌が流れてくるので、遠くから 這いずってやってきました。 おにいさん「おにいさん、いいもの持っているんだよ」 おねえさん「なぁに? 教えておにいさん」 おにいさん「100年つかっても破けないんだよ!」 そっ、それはもしかすると…… 「鬼~のパンツはいいパンツ~」(フニクリ・フニクラの旋律で) …………………。 実は私、この有名(らしい)な替え歌を知りませんでした。周りでは 誰も歌っていませんでしたし、幼稚園などにも行かなかったからです。 私にこの歌を教えてくれたのはダンナでした。 元歌であるデンツァの『フニクリ・フニクラ』を知らずに、鬼のパンツ として認識しているひとも少なくない様です。 『フニクリ・フニクラ』は、ヴェスヴィオ山の登山列車に人を呼ぶための 所謂CMソングでした。 >>1880年にベスビオ火山山頂まで観光客を運ぶ登山電車として、 >>トーマス・クック旅行会社により敷設された「フニコラーレ >>(ケーブルカー)」は非常に急勾配であったため、オープン当初は >>ほとんど利用客がいなかったそうです。そこで客集めのために >>トーマスクックがイタリアの作曲家ルイジ・デンツァに作曲を依頼 >>したのが、この「フニクリ・フニクラ」です。毎年9月初旬に行われる >>ピエティグロッタの祭り」で始めて発表され人気になりました。 >>このフニコラーレは1944年3月22日の大噴火が原因で廃止され、 >>現在は2人用の腰掛けリフトが観光客を火口付近まで運んでいます。 ■世界の民謡・童謡 ソングブック■より (注>音楽付き) >>日本では 「赤い火を吹くあの山へ 登ろう 登ろう...」 という歌詞で >>歌われ、元気で気勢の挙がる曲ですが、楽譜を見ると (付点8分音符と >>16分音符とで "跳ねる" ように演奏する曲ではなくて) 8分の6拍子で、 >>4分音符と8分音符で "弾む" と言う方が良い演奏の仕方をする曲です。 マンドリン・ギターMIDI:フニクリ・フニクラ たいていの場合、付点8分と16分音符とで歌われている気がします^^;。 今回調べてみると、日本で広く知られている歌詞は原曲とはまるで違う 事がわかりました。 リンク先の説明では、「CMソングではない」と言い切っていますが、 私はやはり宣伝のために作られた曲だと思うのです。コマーシャルらし くなくても、いかにもイタリアらしい歌詞ではありませんか。 ただ、古いナポリ民謡を元に作ったのではないかという説は頷けました。 そして更に、「グリとグラ」「唐揚げモミモミ」という替え歌があること も判りました(泣)。他にもたくさんあるようです。 「唐揚げ」はからあげ粉のCMとのこと。替え歌を作りやすいのでしょう か、この曲。 では最後に、振り付けを図で説明したページを発見したのでご覧ください。 鬼のパンツ 因みに何故鬼が「虎の毛皮で出来ている」パンツをはいているのかという と……キリがないのでこのへんで。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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