ちゃんと模型も作ってます。
たまには「ちゃんと模型も作ってます」というところを見ていただきます。フジミの1/20「アイルトン・セナカート」です。このキットはもともとフジテレビの「ナマでダラダラ」というとんねるずのバラエティ番組の企画「ナマダラ・カートGP」にセナが出演したときの姿がモチーフになっています。93年のシーズンオフでマクラーレンとの契約が切れ、翌年はウィリアムズに乗ることになっていたためレーシングスーツは白でセナのパーソナルスポンサーであるバンコ・ナシオナルとタグホイヤー、そしてアイルトン・セナ財団のSマークが入っていました。しかしこのまま作っても面白くないと思い、以前フジミの1/20MP4/5を作ったときにタバコロゴのために買ったTABUデザインのデカールについていたヘルメット&レーシングスーツ用のデカールを利用しました。レーシングスーツは赤にしてタバコロゴやヒューゴボス、ホンダ等のロゴをつけて'90~'92のレーシングスーツ&ヘルメットにしてみました。これでもうおわかりいただけたとは思いますが、私、セナのファンです。94年のサンマリノ、今宮さんと同じように私も泣きました。他のドライバーならいざしらず、事故で命を落とすようなことは絶対ないと思っていたセナがああいう形で天に召されることになろうとは思ってもいませんでした。レースの世界に「たら・れば」はありませんが、もしセナが生きていたなら私と同じ歳、ウィリアムズの後はおそらくフェラーリに乗っていたでしょう。そしてマクラーレンのハッキネン、ベネトンのシューマッハと三つ巴で20世紀の終わりのF1のチャンピオン争いをしていたのではないかと思います。正直、昨今のF1、全く興味がありません。レギュレーションでガチガチに締められ、マシンはほぼ同じ形、ドライバーも「セナプロ。マンセル」時代のような個性の強い人はなく、名前を聞いても顔が浮かんできません。版権だロイヤリティだといった問題でマシンのキット化も少なく、数少ないキットも「空力的付加物」のおかげで塗装がやりにくく作る気がしません。日本中がF1バブルで浮かれていたあの時代、単なるブームでなく、マシンもドライバーも個性豊かで本当に面白かったと思うのは私だけでしょうか。最近になって出たフジミのMP4/5、MP4/6の他にタミヤのMP4/4、MP4/5B、MP4/7、MP4/8、FW11,ロータス99T、ティレル020、ロータスの102、102D、107、107D、ベネトン192、ジョーダン191、レイトンハウスCG901、フジミのフットワークFA13、フェラーリF92などをストックしております。もちろんフジミのロータス97Tも忘れてはおりません。でもその中で完成しているのはフジミのMP4/5だけ。色々思い入れがあってなかなか仕様を決めて着手できないんですね。フジミのMP4/6は行きつけの模型店でバーゲン半額のキットを引き取ってきて3個持っていますのでまずこれから作ろうかなと思います。日本GP仕様にするにはサイドポンツーンのエアアウトレットとかノーズの長さとか手を入れなければならないところがあるようですが、TABUのタバコデカールも入手済みですので、細かいことにとらわれているといつまでたってもできませんのでとりあえず形にすることを目標に着手したいと思います。