大学受験は初期の計画立てが大切
2023/9/20大学受験は初期の計画立てが大切立教大学 文学部私が大学受験を目指し始めたのは、高校2年の冬でした。その時までの私は勉強というものにほとんど興味がなく、高校は一般の公立校に落ち地元でも1,2を争う低偏差値の私立校に通っていました。ですが、他の進学校に通っていた友人や両親などに発起され、高校2年の冬になって大学受験へ向け取り組みを始めました。最初に行ったことは学習ではなく、受験日までの明確な計画立てとそのための情報収集でした。私の場合、時期に応じて非常に具体的な計画を立て、それをしっかりと守っていたため合格に結びついたと考えています。例えば、私が高校2年の1月頃にセンター試験の模擬試験を受けた際には、国語80/200、英語50/200、日本史60/100と目も当てられない点数であったため、次の4月の模擬試験に合わせて各強化どの程度の点数を取るか、そしてその点数を取るためにはどの参考書や教材を○月○日までにどこまで進めるかという部分まで決めていました。こうして立てた計画は、必ずしもその通りになるとは限りませんが、具体的な進行・点数目標を定めておくことで学習しやすくなることは事実です。実際、私は1年間で計6回のセンター試験模試を受けましたが、一度も合計点数が落ちることはなく、最終的には各教科80%以上、合計にすると85%以上の得点を出し、全ての志望校にセンター試験で合格しました。そして、情報収集も計画立てと並び非常に大切な要素です。例えば、世の中には星の数ほど参考書や教材が溢れかえっていますが、その質の良し悪しは大きく異なりますし、自分のレベルと合わないものを使用した場合には、全くと言っていいほど効果がありません。また、特に私立大学の受験の場合には、各校ごとに出題の特徴が見られるためそうした点を押さえておくことも重要です。この対策としては、主に過去問を繰り返せば良いと思いますが、長い記述式の問題を出題する大学の場合には、予備校や高校の先生などに添削をお願いするとよいでしょう。東京外国語大学 国際社会学部 中央ヨーロッパ地域ドイツ語 合格体験記東京外国語大学(以下、「外大」)の入学試験は一般的な国立大学とくらべると、かなり特色があります。そのため外大に特化した2次試験対策の受験勉強がかならず必要になっていきます。2次試験で必要な科目は私の場合は英語と世界史でした。それぞれの科目で私がとった勉強方法をあげていきたいと思います。まず世界史からです。世界史は近現代史中心です。古代などはまず出題されません。それなら古代は勉強しなくてもいいのかというと、そういうわけにもいかないです。なぜならセンター試験では古代から近現代までまんべんなく出題されるので、多くの人が苦手とする中国史やイスラム史もきちんとおさえていなければセンターで高得点することができないからです。Hey動画ですから全範囲にわたっての勉強は必要になります。その上で外大2次に特化した世界史の受験勉強としては論述対策が必要になります。外大の世界史論述は一橋などと比べるとやさしめではあります。方法としては、重要語句をつなげてその時代、事件の流れがかければだいたい合格点を取れます。ただし自分ひとりではポイントを押さえた学習は難しいので、私は秋以降個別指導で世界史の論述を週1で習いにいきました。もちろんそれまでに一通りの世界史の流れを頭に入れておくことを参考書などを使って済ませておきました。次に問題の英語です。外大2次の英語は長文読解、リスニング、自由英作文が要です。外大の長文はよくある難関私立大のひたすら”量とスピードで勝負する英語”ではありません。英語の論理展開を追って読みすすめないと回答が困難なタイプのものです。この”英語の論理展開”は実はとても重要で、それを学ぶと外大の自由英作文でもその論理展開をつかった英文をかけるようになるのでぜひ身につけるべきものです。リスニングについてはかなり長いものが1回だけ流されます。CNNのニュースのようなものでふだんからある程度の長さの英語を聞く訓練をしておかないと難しいでしょう。リスニングについていえば、センターでのリスニングレベルだと思っていると大やけどをしますから。私は映画がすきなので、高校時代に好きな映画の字幕お越しを趣味でやっていました。「チャーリーズエンジェル」、「ハリー・ポッター」などをやったのですが、本番のリスニングがイギリス英語だったので、ハリー・ポッターでイギリス英語に触れていてよかったと思います。偏差値は親が子供を客観的に見る物差し地域の公立高校ではこれくらいしか行けないから、併願する私立もこのくらいだとか、今の模試の偏差値では志望校を下げなくてはいけないとか悩むことも多いと思います。なかには、こういう伝統や行事があるので偏差値ではなく学校の教育内容で高校を選ぶんだという方もいると思います。しかし、子供にとっては高校進学は最初のふるい落とされる関門、そして最終的には就職にまでつながる最初の重大な進路選択だということは忘れないでいてください。またその個々人の資質や学校の風土についていくら論じても現時点では偏差値の高い高校に行けたものが偏差値の高い大学に入れる傾向が強く、偏差値の高い大学に行けたものが待遇のよい会社に入れる可能性が高いというのが事実だということも忘れてはいけません。となると親としてはその子の将来性を見る上で、親としての暖かさや優しさは持った上できっちりその子の偏差値を客観的に見てあげる必要もあると思います。一時期のお受験熱は今でもまだ冷めているわけではありません、親も真剣に子供の偏差値や進学先を考えてあげることは必要ではないでしょうか。その際に客観的な判断材料となる偏差値は有効に活用してください。1| 2|3|4|5|6|