夜中の2時、携帯が鳴った。
一瞬でパニックに陥った。
今も思い返す度、何度も何度も苦しくなる。
嘘だよ。
嘘だよ。
連呼しながら、そんなハズは無いと、自分に言い聞かせて、車を走らせた。
きっと、きっと、何もないんだと、
父の顔を見るまで、そう、思い込んでいた。
そう、最後の最期まで、そう、信じていた。
信じていたのに、
扉を開けたら。
父は待っててくれなかった。非情な人だ。
「ありがとう、お父さん」
聞こえたよね。絶対。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017年04月19日 17時03分09秒
コメント(0)
|
コメントを書く
もっと見る