2代目武勇伝?
中学高校の時の武勇伝ではないのですが、ある思い出話を紹介したいと思います。中学時代の教師の話です。いつも私の事を気にかけてくれた先生で、本当に感謝しきれないほどのエピソードがたくさんあります。中学2年、体育の授業担当で新しい教師が異動してきました。荒れている中学校を見ても何も思わなかったんでしょうか。2代目がやんちゃのし過ぎで学校もかなり荒れていました。2代目が問題行動を起こす度に職員会議が行われましたが、その教師は「一度彼と話がしたい」と私の事を気にかけていたそうです。体育の授業。2代目はお酒を飲んでいた事から頭痛がしてほとんど授業を受ける気力にならなかったのです。先生は「できる事やってみいや、できないからという理由で評価しないから」と私の事を気遣ってくれたんだと思います。おかげで体育の授業も楽しくなってきました。2代目がかなりの問題児だった事を知ると何故か昼休みにばったり合って説教か?と思いきや「2代目くんのした行動は正しいと思う。その発想する能力が何かにつながってくる」と私のした行動をほめてくれたんでしょうか。中学時代に授業をボイコットして担任の教師を追放する署名を校長室に出しに行くも拒否されストライキを起こした事、校長先生の車にウ〇コ未遂事件、女子の教科書に抜け毛を挟んだ事、女子トイレに向かって紙飛行機を飛ばした事、いろいろやらかしました。その事を話すと先生は怒りもせずに笑って話を聞いてくれました。その先生は自習時間にも私たちのクラスにも来てくれ、私たちの相談にも乗ってくれました。2代目はやんちゃのし過ぎで成績が悪かった事もあり、中学卒業したら高校にはいかない事にしていましたが、先生は「高校だけは行った方がいい、人生で一度きりだけしかないから」と進学を進められました。「こんな成績で行ける高校ないな」と思っていた私に進学校を進めてくれたのもこの先生でした。2代目はなんとか高校合格を果たしました。その先生は、私が中学校を卒業してから現在に至るまで時々メールを送ってくれます。中学校卒業後、盲腸炎にかかり手術も経験しました。その際にも「盲腸の手術は難しくないからすぐ終わる。死にたくなければ頑張って受けなさい」とメールをくれました。ついに切腹(笑)する事になった2代目。手術は全身麻酔で行いました。目が覚めると誰もいない部屋で一人ぼっち。「俺もう死んだのか?」と一瞬思うと先生が来てくれました。「お疲れさま」と握手をしてくれました。高校在学中にも「学校辞めて吉本行きたい」とメールを送りましたが、先生は「辞めたらいかん、2代目のためや。人生のスタートラインに立てない」というお言葉も頂きました。この先生には感謝しています。出会えてよかったです。私の事を気にかけてくれる人が多数いてありがたいなと思いました。