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テーマ:中学生ママの日記(17757)
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高校受験アシスト英語講座 開講にあたって
いよいよ教育デジオ講座で「高校受験アシスト英語講座」を7月7日に開講する運びとなりました。開講にあたり、英語を勉強していくための心構え・注意点を少し話しておこうと思います。今回の第6回試験放送は2チャンネルにアップロードしてあります。開講は明日7月7日の夜半の予定です。 「高校受験アシスト英語講座」の狙い 高校受験を控えて受験英語が苦手だ、学校や塾の勉強についていけない、通塾には時間がかかる、多少は自分でやれるけどサボりがちなのでペースメーカーとして利用したいなどの全国の公立高校受験を予定している中学3年生を主に対象にしています。これは「ボイスブログ」を使ってネット上で遠距離通信教育を行おうという新しい試みです。放送のみの試聴は無料ですが、テキストは8月から有料メルマガによる配信を予定しています。カリキュラムの詳細は7月4日の日記記事をご覧下さい。 この講座はもちろん全国どこでも、世界のどこからでも利用できるのですが、私が直接教えている北海道の子どもたちを念頭において編成する番組です。私自身が横浜、東京、名古屋 札幌で子どもたちと関わってきた経験がもとになっていますので、北海道以外の全国公立高校を受験される方にも充分利用していただくことができると思います。 私が現在住んでいる北海道の中学生の英語力は低いとか、北海道の高校入試英語は全国レベルに比べて易しいとか言われるのをよく耳にします。しかし、地方だから大都市だからというのはウソで情報の取り方こそが問題なのです。英語の達人でもあった新渡戸稲造(にとべいなぞう)が札幌農学校(現 北海道大学)で直接外国人教師に習ったあと、東大で学んだとき、そのレベルに失望したという逸話があります。デジオ講座にはインターネットの時代になったからこそ、地方だから大都市だからという地域格差はなくしたいという願いもあります。 では、開講にあたって、どのように英語の力をつけていったらよいかをお話させていただき、開講の辞と代えさせていただきます。 1 開講の辞 ~英語の力をつけるために~ tactics(タクティクス)と strategy(ストラテジー) tactics(タクティクス) :戦術 個々の場面での戦い方 strategy(ストラテジー):戦略 全体の計画 普段、勉強で分からないことがあったとき、どうやって解決していますか。 →「戦術」 どうやったら英語の力をつけられると考えていますか。→「戦略」 「戦術あって戦略なし」「戦略あって戦術なし」では目標を達成することはできません。 〔戦術編〕 a) 学校の先生や塾の先生、大人に聞こう。(塾や家庭教師の利用) b) 友達に聞こう。問題を出し合う。励ましあう。 「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」 c) 一人で調べる力をつけよう。 d) 一人で黙々と着実に練習しよう。書き取り練習をしよう。 孤独と戦う。克己心(己に克つ) 英語をたくさん書いて人ほど英語の成績がよい。 例)毎日100本シュートでレギュラーの座をつかむ。 e) 友達に教えてみよう。 人に教えることで自分の知識が深まる。 〔戦略編〕 目標 → 計画 → 実行 → 評価 のサイクルで栄冠をつかめ! まず、目標を立てましょう。北海道の公立高校の場合1教科60点満点なのですが、100点満点に換算して何割取れるようになることを目標としますか。あるいは第一志望校合格レベルの得点を目標におくかも知れません。それを実現するためには何をしますか。既に塾の夏期講習をがんばろうと考えている人もいるでしょう。 テキストを一冊仕上げようとか、不定詞を征服するとか計画は具体的に考えましょう。そして、計画ができたら実行です。夏休みになるとつい怠け心が出てきたり、友達と遊ぶことに夢中になって知らず知らずのうちに勉強から遠ざかっていたなんてことになるかも知れません。ちょうど今、学校の期末テストも終わって一息ついている時期かも知れません。中3ですから、部活をやっていてまだ中体連の試合が残っているという人もいるかも知れませんね。 それから、夏休み中には模擬テストなどを活用して必ず自己評価を行なってください。すぐに学習の効果が出ることは少ないですが、1ヶ月単位ぐらいでちゃんと力が伸びたかどうかは厳しくチェックする必要があります。もし、思い通りに行っていなかったら、計画がいけなかったのか、実行できていなかったことがあったのかよく反省して、もう一度計画の練り直しから考えてください。無理な計画ではなかったか、怠け心でできなかったのかよく考えるのです。目標をすぐに下げるのではなくて、計画を実行するときにどうしてできなかったのか考え直すのです。そうでないと目標は達成できずに、夢のままに終わってしまいます。 デジオ講座は1回20~30分程度、学校や塾での勉強の補助手段として利用してみてください。1週間、英語を勉強してなかったということにならないようにペースメーカーとしてうまく活用して下さい。一人で勉強しては気分転換がてら、パソコンに向かってデジオ講座を聞くというのも新しい体験となるかも知れません。今回はまだ問題集形式にはしていませんが、このページをプリンタで印刷したり、画面を見ながらノートに番号を書いて答えを作るという作業を必ずして下さい。聞き流しでは力はつきません。自分の手で答えを書くということを必ず実行してください。 1)戦略を立てよう!~入試英語征服の視点~ a)英語の形と訳し方で英文法を整理していく。 次の英文を指示にしたがって書き換えて、意味を書きなさい。 1) You play soccer.(現在進行形の文に) 2)You study English.(since last year を加えて現在完了の文に) 進行形の形と訳 【形】be動詞+動詞の原形ing 【訳】「~している・しています」 現在完了形の形と訳 【形】have(has)+過去分詞 【訳】since(~以来・から)/for(~間)などと一緒に用いる場合 「ずっと~している・しています」(継続用法) 〔解答〕 1) You are playing soccer . 〔あなた(たち)はサッカーをしています。〕 2)You have studied English since last year. 〔あなた(たち)は去年からずっと英語を勉強しています。〕 b) 肯定文(普通の文)・否定文・疑問文と答え方の3つができるようにして文法を整理していく。 次の文を指示にしたがって書き換えなさい。 You are playing soccer. 1)否定文にしなさい。 2)疑問文にして、Yes / No で答える文をそれぞれ答えなさい。 〔解答〕 1)You aren't playing soccer . (You are not playing soccer.) 2) Are you playing soccer ? Yes,I am. / No,I'm not. c)単語を発音して覚えること。カタカナでもよいから読み仮名を振ろう。 発音記号は母音(アイウエオ)を中心に子音の発音もいくつか覚えよう。 音を聞いたり、話したりするのは英語上達の基本中の基本。 発音を区別するために 国際音声記号(国際発音記号)(IPA: the International Phonetic Alphabet) → 教科書に使われている発音記号のもと d)単語と熟語(イディオム)を覚えよう。 教科書の巻末の付録辞書・付録の不規則動詞変化表・形容詞・形容動詞の変化表を利用しよう。 入試英語征服の鍵は不規則動詞変化表を正確に覚えること。不規則動詞変化表を覚えた人が勝ち! 得点を伸ばすのは入試に出る熟語(イディオム)をできるだけたくさん覚えること。 書けるようになるよりも、読めて意味が分かることが優先。 究極、英語が読めるのは単語力。でも、まず文法を固めることが大事。 例)次の熟語の意味を答えなさい。 1)be good at ~ing 2)be interested in ~ing 3)thank you for ~ing 〔解答〕 1)~するのが得意だ。上手だ。 2)~に興味がある。関心がある 3)~をしてくれてありがとう。 e) 英文を読もう。苦手なうちは短い英文(文法問題)をたくさん読む。 慣れてきたら長文へ。英語力は英語を読まないと身につかない。 【今日のまとめ】 1 「目標→計画→実行→評価」のサイクルを確立しよう! 2 戦術と戦略を考えよう! 〔戦略のまとめ〕 a)英語の形と訳し方で英文法を整理する。 b)肯定文・否定文・疑問文と答え方の3つで文法を整理する。 c)単語が正しく発音できることにこだわろう。 d)単語と熟語を覚えよう。不規則動詞変化表を早く覚えたものが勝ち! e )英語は英語を読まないと身につかない。短文から覚悟を決めて取り組もう。 今後に期待すると思っていただける方はクリックお願いします。→ と お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年07月06日 16時45分07秒
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