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DEL PACIFICO

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2009/08/29
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カテゴリ:トンガ
トンガでのザトウクジラの水中撮影初日、
天候はあいにくの曇天、それほど暗くはないが、低い雲が空一面を覆っている。
朝食を摂っていると、突然の突風ともにバケツをひっくり返したような雨。
2年前のいやな記憶がよみがえる。
風が強いと時化るため、船を海に出すことができなくなり、一昨年は1日キャンセルとなったのだ。
しかし、風上の空を見ると明るくなってきている。短いスコールで収まりそうだ。


嵐は1時間足らずで遠ざかり、水中カメラマン越智隆治氏のガイドで他のゲスト2名と海に出る。
ボートのスキッパーはノア、
トンガのホエールウォッチング船のスキッパーでは第一人者であろうオンゴの息子さんだそうだ。
船は西のリーフ方面に向かう。
先週から風の強い状況の影響のためか、うねりと波が残っている。
これでは外洋に出ることは厳しいだろう。


越智さんが、2つのブロー(しおふき)を発見する。
一つは小さい。どうやら母子のようだ。幸い、動きはゆっくりしている。
タイミングを計って船を少し遠めに寄せ、静かに海に入る。
残念ながら相当濁っている。これではたとえクジラが見えても撮影にはむかない状況だ。


クジラがいるであろう方向を目指して飛沫を上げないようゆっくりと静かにフィンをあおる。
(母子のクジラと泳ぐ場合、子クジラにストレスを与えないように、
  フィンで飛沫を立てない。
  急なアプローチを避け慎重に接近する。
  潜水せずに水面上での観察にとどめる。 などのルールが決められている。)
やがて、母クジラの白い胸鰭がおぼろげに見えてくる。


大きい。でっぷりと太っているクジラだ。
尾鰭が見える、なにやら見覚えのある特徴的な形をしている。 
昨年観察した母クジラの尾鰭によく似ているのだが、通常ザトウクジラは2-3年周期で出産を行うため、
昨年出産したであろう同じ母クジラの可能性はないはずなのだが・・・。


クジラが母親の影から姿を見せた。
やはり小さい。数日前に生まれたばかりの赤ちゃんクジラのようだ。
大きな母親の頭ほどの大きさしかない。
ゆっくりと、母子に向けてアプローチを行うが、少し母親が警戒しているのかしばらくすると移動してしまう。


いったん船に戻り、越智さんから
「こちらに慣れさせる為に、しばらくはもっと慎重にアプローチしてクジラを追いかけないようにしましょう。」
との指示が出る。
クジラの移動が収まったのを確認して再度エントリー、慎重に慎重にアプローチを行う。
何度かこのようなことを繰り返しているうちに、ほとんどこちらを気にすることがなくなってきた。
相変わらず濁りのある海況だったため満足いく撮影はなかなか出来なかったが、
初日にしては上々のスタートとなった。


ザトウクジラ母子


ザトウクジラ母子


ザトウクジラ母子



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Last updated  2009/08/29 05:59:57 AM
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