サソリガイ
通販で頼んでいたDavid Doubilet(ttp://www.daviddoubilet.com/)の写真集「THE RED SEA」が届きました。彼の作品は、国内でも雑誌NATIONAL GEOGRAPHICの特集や写真集「Water Light Time」の日本版等で見ることが出来ますが、思わず息を呑む写真が多く、憧れのカメラマンの一人です。で、「THE RED SEA」ですが、印刷の質が荒く、せっかくの作品が台無しだったのと、そして何より、明らかにありえないシーンの写真が数点掲載されていたことが非常に残念でした。ネイチャーフォトをテーマとする場合、いくら表現的に美しい作品になるとしても、自然にはありえない状況を演出してしまうのはやりすぎだと思います。彼のような大家の作品に、私ごときの素人がどうのこうの言える立場ではないかもしれませんが、どこか、裏切られた気がしてしまいました。今日の写真は、久米島で撮影したフシデサソリガイの内壁です。非常にユニークな形の貝殻を持つサソリガイ類ですが、ttp://shell.kwansei.ac.jp/~shell/pic_book/data10/r000971.html通常は見ることが出来ない内壁にこのようなすばらしい色彩で彩られている種があるんですね。もちろん、この写真の撮影のために裏返し、撮影後元に戻しましたが…。やっぱりこれもヤラセでしょうかねぇ。