EVスクーターの時間貸しが伸びる、福岡市で快走中と報道された
貸自転車ではないが今回注目されているのがEVスクーターの時間貸し事業である、一ベンチャーが福岡市内で2年前から始めたものという。それが「ラクすく」という名で「新出光」社が取り組んでいる事業ものだ、EVスクーターと言うのがミソである。軽量なスクーター、エンジン車でないから乗り方も難しくなく、汚れも気にしないで済む、しかも割安な1分16円と言う使用料金。過去を振り返れば、中国でこうした事業が乱立したと記憶するが、使い方が乱雑で失敗したと思う。今回はEVスクーターこそ中国製と思うが、日本内での実用化なので、使用者が丁寧に扱うということを前提にしているとみる。スクーターそのものは市内に複数の専用ポートを配置し、そこでスマフォを使って借り出す仕組み。すでに市内には多数のポート設置を実現していて、今でもポート設置オーナーの募集を行っている。場所を提供ができるオーナーを探している、つまり駐車場の提供者をオーナーと称しているのだ。想定する利用者は、市内で移動する人、免許証を持ち、その番号登録とクレジット情報をスマフォ経由で登録できる人が相手。バス利用では面倒、荷物を運びたい、複数の営業拠点を回りたい、セールス勧誘で動きたい、などなど自転車はかったるいけどスクーターなら都合がよいという人たち。多少のスクーター経験者の方が良いとは思うが、EVスクーターなのですぐに慣れるとみる、むろん事故保険は付いている。利用したい場合は、スマフォ検索で借りたい場所のポートを探しまず予約、15分前から予約可能、それでそのポート場所に行き、スクーターのメーター下のQRコード読み取りにかざす。認識されたらキーボックスが解除され、キーが取り出せ、かつリアボックスのヘルメットを取り出し着装、これで走り出せる。返却は行き先にあるポートへ置くだけだから、慣れれば自然にスムーズに借り出し返却が行えるだろう。利用料は、使用時間に合わせて清算され、クレジット支払いで終わりとスムーズとか。なおこの会社はバイトスタッフ募集を行っている、仕事は各ポートを軽トラや小型トラックで回る、スクーター配送、バッテリー交換、清掃などだとする。ちなみに1時間当たり1,150円と言うからまずまずではないか、勤務は9時から18時、月拘束は10~20日を予定と。使用EVスクーターはXEAM社製、フル充電時で約40キロ走る能力もの、バッテリー残量ゼロはポートで乗り換え対応する。これなど交換バッテリー式スクーターならではである、つまりスタッフはフル充電スクーターをポートの見回りとともに配車するのが仕事だ。利用者にすればバッテリー不足などあまり気にせず、仕事やレジャーに手軽に乗り回せるのである。レンタル自転車が流行ったがあるが、今回はスクーターに変わったということ、それもEVだ。そういえば都内の三鷹や武蔵の当たりでEVバイクのレンタルが始まったと思うが、福岡市の例を参考にしヒットするという知識が下地にあったと思われる。いよいよ交換式バッテリーのEVバイクやスクーターの認知度が高まったと見るが、全国の都市で人気が上がると見る。タクシーやレンタカー利用などの隙間を、このEVスクーターが良い意味で抜け目を突いたと言えるだろう。