でんきやかん

2011/06/03(金)14:20

感染予防

日本では焼肉酒家えびすの大腸菌O111を巡る集団食中毒事が起き、続いて山形市の「佐藤だんご屋」が販売した団子と柏餅によるO157集団食中毒が起きた。 また、О104大腸菌による溶血性尿毒症症候群がドイツ北部への旅行後に発症している。新種の病原性の強い大腸菌だというが、未だ感染原因は分かっていない。 胃酸に強い腸管出血性大腸菌はわずか100個で、食中毒を発症させる。サルモネラ菌は100万個、ウエルシュ菌は1億~10億個です。 予防には、野菜などはしっかり洗い、菌を付着させない。菌の増殖を抑えられる10度以下で保管し、調理時には75度以上で数分間加熱して菌を死滅させるしか方法がなく、食中毒については細菌が作る毒を無毒化する薬剤がまだ開発されていない。今回見つかっている大腸菌О104:H4について、北京ゲノム研究所は新種の強毒性大腸菌だとの見方を示した。この菌はほかの大腸菌よりもさらに毒性が強い可能性があると見ている。 世界保健機関(WHO)によると、ドイツでは31日までに溶血性尿毒症症候群(HUS)による死者が9人、腸管出血性大腸菌(EHEC)による死者が6人に達し、スウェーデンでも1人が死亡した。 欧州全体ではHUSを発症した患者が499人、EHECの感染者は1115人に上っている。世界の過去の感染例と比較すると、1996年に日本で120人がHUSを発症したケースを抜き、過去最悪となった。 食中毒は、細菌やウイルスをはじめ、フグや毒キノコといった自然毒などが原因となるが、細菌による食中毒患者は夏本番から残暑が続く7~9月の3 か月間で年間総数の半数を超える。 食中毒を起こす細菌の多くは、人間の体温に近い温度が増殖しや すい環境となるため、夏場は特に注意が必要」「感染型」に分類される。これらの細菌は主に家畜の腸管内に生息しており、食肉処理や調理の過程で肉の表面などに細菌が付着することが多い。 O111、O157など腸管出血性大腸菌は、抵抗力の弱い子供や高齢者は重症化しやすく、血管内に入った毒素が、血液と共に腎臓や脳に運ばれ、腎不全などを引き起こす溶血性尿毒症症候群(HUS)や、脳症を発症させる危険性もあり、死亡例もある。 スーパー細菌NDM1 インドには、欧州や米国から美容整形を受けに行く人が多いが、NDM1の感染リスクがある。 感染すると、菌や菌の毒素が全身に広がって臓器に重い炎症を起こし、致死率の高い敗血症などになる恐れがある。 英国で37人の感染者が確認されたとし、オランダ、スウェーデン、米国、オーストラリアなどでも感染が確認されている。 ちなみに日本では年齢とともにピロリ菌を持っている人が増えていき、40歳以上では約70%の感染率で、全国民の約半数が感染しているとされています。人から人への経口感染(口から口)がほとんどで、家族内での母親から子供への感染(たとえば、一度口に入れた食べ物を子供に与えるなど)などで多くが5歳までの幼少時に感染します。 この細菌はウレアーゼという酵素を多量に持っており、これを使って胃の中にある尿素をアンモニアに変化させます。このアンモニアが胃酸を中和し菌の周囲のpHを変化させて、生存できる環境を作り上げている。ただし、胃がんの所や十二指腸のような尿素のない所では生きていけません。  ピロリ菌を放っておくと胃潰瘍をへて胃ガンになる可能性が高くなるそうだ。

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