京都マラソン
2012年3月11日、第一回京都マラソンが開催され、出場することができました。たくさんの参加希望者が応募され抽選で選ばれた15000人が参加した大会です。僕にとっては、事故や故障で、フルマラソンは実に1年3ヶ月ぶりの出場です。今回は、スポンサー企業、「中野の都こんぶ」でおなじみの中野物産(株)の中野盛正社長から直接お誘いを頂き、スポンサー枠で出場させて頂きました。出場前にはご丁寧なメールを頂き、当日は、企業ブースにて激励の御言葉を頂きとても勇気づけられました。これも中野社長との共通の友人である、マルカン酢(株)の執行役員、北浦君のおかげです。コースは西京極競技場からスタートし、大覚寺、仁和寺、賀茂川などの京都の名所を巡りながら京都の市内を堪能し、平安神宮の大鳥居をくぐってゴールするというとても贅沢なものです。僕は今回も所属チーム「ダイエット通信RC」の黄色のTシャツを着ての出場でした。1枚のゼッケンには、スポンサー企業の「都こんぶ」の社名がばっちり入っています。スポンサー様のおかげで出場するのですから、間違っても途中で棄権は絶対できません。もう一枚のゼッケンには「3.11 忘れない」の文字が記載されていました。そうです。この日3月11日は東北大震災からちょうど丸1年の日でありました。スタート前には、15000人のマラソン出場者とたくさんの大会関係者、応援のスタジアムのみなさんと全員で黙とうがささげられました。この日、東北の被災者のランナーも多く出場されていました。それぞれにとっていろいろな意味のある記念すべき大会になったように思いました。僕は前半は5分/kmペースを守りながらハーフを通過しました。このスローペースなら余裕で3時間半から40分くらいでゴールできると思っていました。30kmあたりで、ダイエット通信RCの奥田さん、鈴木さんに発見していただき激励してもらいました。しかし、その直後、突如、袋はぎのけいれんが発生し、何度もストレッチをして走り、またけいれんしては、止まってストレッチという繰り返しになりました。35km手前で、何度かリタイアの誘惑に駆られましたが、スポンサー企業への申し訳なさもあり、なんとかゴールできました。とりあえず4時間以内でありますが、ベストタイムからは程遠い結果でした。しかし1年3ヶ月のブランクと当日のコンディションを考えたら、何とか踏ん張れたかなと自分を慰めました。何とか復帰第一線を完走でき、新たにマラソン人生を再開することをひそかに心に誓いました。