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カテゴリ:人工肛門手術体験
人工肛門をおなかに持ちながら2年間生活をしているが
いまだに慣れない。と言うか、無神経ゆえのハプニングに 結構傷つけられる。 たとえば、外出中、エレベーターに乗ったとしよう。 エレベーターの中は意外と静かである。 健常時には意識もしなかったが。 こんな時に限って、「ぶ~」と勝手に出てしまうのだ。 音色もまちまち。そのときの腸の気分によって。 もちろん直接ではなく、例の袋の中にである。 人工肛門である腸は無神経である。 痛みも無ければ、感覚も無い。 おなかが張ればおなかがふくらみ突然出てしまう。 健常であればちょっと括約筋を締め一時的に我慢も できるが、人工肛門ではそれが出来ない。 無音、有音を問わず、ふくろの臭気止めがきいて まず匂うことは無いが、有音の場合は恥ずかしさたるや もう大変である。 周りの人に「失礼」と言うべきか、「人工肛門は無神経 だから勝手に出ちゃうのだ」言うべきか、無視を決め込むか、 他人がしたような顔をすべきか、その場から消えたくなる。 いつもいつも出るわけではないが、これには気を使う。 だから、公共の人の集まる所の静かな場所は 手術後、行くのをためらうようになった。 得意先の応接間。小さな病院の待合室。美術館。 郊外の静かなレストラン。静かなそばや。 静かな所は用が無いと行きたくなくなってしまった。 楽楽はリフォーム業。車両で現場廻りが多い。 車両の中が一番安心できる。 それから人工肛門に消音装置が欲しい。 洗腸でもすればよいのだが、自分はしたくないし。 なおガスが出ないと最悪状態になるのも事実。 腹痛が起きる。我慢は禁物だ。 極力、発酵しにくいものを食べるしかないのかな。 誰か、良い方法を教えてー。 括約筋付き人工肛門ができればいいと思うのだが。 人工肛門とは言うものの、自分の腸そのものだから 難しいのかも。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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