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活性酸素は、なぜ「有害」で「有益」? ☆健康を守ってくれる「有益」な活性酸素 活性酸素は「有害」な面と、身体の防衛上大いに必要で、重要役割を もった「有益」な面を合わせ持っています。 細菌・ウイルスなどの病原菌をはじめ、身体にとって異物となる物が 身体に侵入してくると、血液中に存在する「食細胞」とよばれる自衛隊が 侵入した異物を食べて障害から身を守ってくれます。 異物を食べた食細胞取り込んだ異物を溶かして排泄するために、細胞内で 活性酸素を作り出し、その働きで異物を溶かします。こういった面からは 活性酸素はなくてはならない物質であるといえます。 また日光の紫外線などによっても活性酸素は作られ、動植物の殺菌の役目を しています。
☆からだを攻撃する「有害」な活性酸素 活性酸素が必要以上に作り出されると、余分な活性酸素が食細胞の外に 流出します。流出した活性酸素は、今度は食細胞の外、すなわち身体の中の 各組織で、異物を溶かす作用を発揮し、正常な細胞を溶かしたり、刺激を加えて 様々な障害を与えるようになります。 たとえば40代以上の死因の大部分を占める、動脈硬化による脳卒中や心筋梗塞 そしてガンなどの原因のひとつに、こういった活性酸素の弊害が最近分かって 大きな研究課題になっています。 ガンは食細胞外での過剰な活性酸素により、繰り返して行われる慢性の刺激が がん細胞の発生を助長し、さらに正常な細胞の核のDNA中の遺伝子を変異 させたりして、ガン細胞を直接発生することが分かってきたといいます。
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最終更新日
2014.07.07 14:57:21
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