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2005年12月05日
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テーマ:お勧めの本(7219)
カテゴリ:読書感想

土曜日に買った本達は、日曜日に完読しました。

というわけで、「博士の愛した数式」(小川洋子)の感想。

…と言いたいところだけど、まずは「フェルマーの最終定理」(サイモン・シン)感想いきます。

っていうのは、「博士の愛した数式」の中で、主人公が友愛数とか、完全数とかに感動するたびに、自分が「フェルマーの定理」を読んで同じものに感動したのを思い出したから。

思ったとおり、参考文献に「フェルマーの定理」ありました。

文中にも、「私」が図書館で「フェルマーの定理」読んでるシーンがあった。
小川洋子は、「フェルマーの定理」で私とおんなじ感動を得たに違いないよ!(←決め付け)
(どうでもいいけど、図書館の立ち読みであそこまで理解できる作中の「私」ってすごくないですか?)

さてさて、私の持ってるのは奥付を見ると、第11刷。
3~4年前に買ったんだと思うけど、よく覚えてません。
よく覚えてないけど、読んだときの感動は覚えてる。

数学が、こんなにきれいに感じることができる日が来るとは思わなかった。
高校生のとき読んでたら、あそこまで壊滅的な成績にはならなかったかも。(そうか?)

とっつきにくい感じだけど、騙されて読んでみたら、数学な苦手な人間にも、理解できます。
ただし、半分まで(笑)いや、それは私だけかもしれませんが、整数とか自然数とか虚数とかならついていけても、楕円方程式とか、背理法とか、オイラーとかくると、もはや理解不可能。でも、分からなくても、分からないなりに読めてしまう不思議があります。

理解できないくせに、感動だけはしっかりできる。

サイモン・シンは一般読者でも理解できるよう、骨身を削りまくって書いてる感じがします。
専門的知識が欠けまくってる自分みたいな人間に対しての、この不思議な説得力。

そうか、これがマインドコントロールか!( ̄□ ̄;)!! みたいな(笑)

でもね、「友愛数」は中世には愛を育む護符として二つの数字を彫り付けたお守りが売られてたとかって読むと、すごくない?感動しない?
だって、あの訳の分からん数学が、日常に溶け込んでるんだよ?
藤崎竜の「DIGITALIAN」の世界観(「万物の根源が数である」)も絵空事じゃないかもしれないよ?
ドラゴンボール(最近じゃワンピースも)とかの戦闘力の数値化もギャグだと馬鹿にできないかもよ?(←言いすぎです)

「博士の愛した数式」で「私」と同じような感動を「数」に感じた人は、「フェルマーの定理」を読んで絶対損はしないと思います。
ハードカバーで、今後文庫化されたりってことは多分ないと思うので、読むには買うか、図書館で借りるかのどっちかですが、これはもう買って損なし!

で、「博士の愛した数式」ですが、じんわり静かに感動させられました。
泣かせようとしてるなとは思うんだけど、分かっちゃいるんだけど、じわじわくる。
博士の想いが優しすぎて泣けるし、ルートが博士を大事に思ってるのにやっぱり泣けてくる。
小学生と言えば、自分の過去を振り返ると(笑)訳の分からん下ネタを叫んだり、下ネタを叫んだり、下ネタを叫んだりですが(←どんな幼少時代?)、ルートはマジで、優しいいい子でした。
野球カードが見つかるのは、ちょっと出来すぎの感も無きにしも非ずですが、だからどうした!文句を言うやつはココに来い!な勢いで一つ。

博士みたいな人に、(数学じゃなくって)算数を教えてもらいたかった。
そしたら、きっと世界は素敵にきれいに見えただろうに、なんて思わずないものねだりをしてしまう、そんな優しい本でした。
なるほど、本屋大賞もうなずけます。

「フェルマーの定理」と「博士の愛した数式」はセットで読んだらいいんじゃないかな、なんて思ったり。数字もなかなか奥が深いです。

ピタゴラスに乾杯(笑)

博士の愛した数式 フェルマーの最終定理






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最終更新日  2009年01月18日 18時35分27秒
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