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2006年05月12日
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テーマ:お勧めの本(5425)
カテゴリ:読書感想


「児童文学」でくくっちゃうのは勿体ない!☆(≧▽≦)☆!
っつか、児童だけに独占させるのは勿体なさすぎです。大人だって負けずに楽しめます。
そんなファンタジー。

エルフギフト(上) エルフギフト(下)



「はるか昔、南イングランドのサクソン人の王国。エルフギフトは、王と森のエルフの間に生まれ、癒しの力をもつ美しい若者。王が死のまぎわにエルフギフトを後継ぎに指名したために、怒った異母兄らに命をねらわれることになる。ともに暮らす人々を虐殺された彼を、美しい女戦士が母の国、異界へといざなった。異界で戦士として鍛えられたエルフギフトの前に剣をかざして立ちはだかったのは、瓜ふたつの容貌を持つ異母弟ウルフウィアードだった。人の世の未来を描きだすという“運命のつづれ織”は、彼らにどのような道を用意したのか…。ゲルマン神話の世界観の下に、愛と憎しみ、現世と異界、神々と人との相克が織りなす、血と鉄と土の香りがするファンタジー」



冒頭、これは児童文学でくくるのは勿体ないと書いてますが、正直なとこ、児童文学のレーベルから出版したら

やばいんじゃね? っていう内容です。

そこにあるのは「血と鉄と土の香りがするファンタジー」

「鉄」と「土」なら分かります。でも、一番最初にくるのは「血」なんです。

基本的に児童文学というジャンルは「友情・努力・勝利!」だと思うんですよね。と書くとジャンプそのまんまですが(笑)、ともかく、心踊るウキウキワクワクハラハラするストーリーが必須だと思うんですよね。

根底には「友情」や「愛情」。

主人公がどんなに辛い目にあっても、周囲のいろんな人達に助けられ、敵をやっつけるなり何なりして最後には幸せを掴む。正義が勝つ。前を向いて歩き出す。

そんなのが私のイメージする児童文学なわけです。そして、ここが大事。性描写はタブー(笑)

それがどうよ!

え?え?そんなことまで書いちゃっていいの?
そりゃ、中学生向けってあるけど、いや、別にその手の記述があってもいいけどさ、奴隷の女の子が無理やりナニされちゃうってどうなの?
っていうか、主人公まで、その子に対して気まぐれにやっちゃってるし!( ̄□ ̄;)!!←落ち着け

……お子様が読むには刺激が強すぎませんか?
っつか、いい年した大人の私にとっても刺激が強いです。

刺激が強いといえば、人がどんどん死にます。

簡単に。

残酷に。

そしてリアルに。


「血染めのワシ」というのが作中出てきまして、「生きた人間の胸を裂き、背骨から肋骨を切り離し、その肋骨と肺を押し広げて血染めのワシの翼のようにする」(ネタバレにつき反転)んだそうです。

怖い!めっさ怖い!

自分が中学生の頃読んでたら、絶対夜眠れなくなってたに違いないってくらい怖い!

もう、全編、裏切り、裏切りまたまた裏切り。
神様は出てくるけど、夢を持つことは許されない。
一神教と多神教の対立の構図。
民族と宗教。
血が繋がってることによる無条件の信頼なんてここにはない。

ストーリーを貫くのは骨太なリアル。

………ええっと、あのう。近頃の小学生、中学生はホントにこんなん読んでるんですか?
自分が読んでた児童文学っていうと、ぽっぺん先生シリーズとかガンバのシリーズ(冒険者たち)だったぞ。


それはさておき。
頭から児童文学という括りを取っ払えば、そこには丹精でシビアで冷たくて壮大なファンタジーがありました。
漂う虚無。狂気と狂喜。異種族交流。王位継承をめぐる裏切り。陰謀。欲望。かなわぬ思い。そして絶望。希望。切なる願い。神々に翻弄される人々。神話の世界の中、振るわれる剣。死の淵からの生誕。無残に散っていく名もない命。

むえかえるような 血のにおいと鉄のにおいと土のにおい

転がり続けるストーリーに、翻弄されっぱなしです。

途中、別の本に浮気しちゃったりもしてましたが、それはもう、ただ単純に読み終わるのが勿体無かっただけ。

小学生のとき、ギリシャ神話を読みたくて本を買いました。たまたま、買った本の中には北欧神話(ゲルマン神話のうち、特に北欧に伝わったもの)についてもページが割かれていて、結局、夢中になったのは北欧神話の方でした。
オーディン、ロキ、バルドル。
ギリシャ神話の神々とは違う、聞きなれない響きの神様達。
ラグナロク、世界の終焉。

キリスト教に席巻されて、宗教は神話となりました。
信仰の対象ではなく、語られるだけの物語に。

「エルフギフト」、北欧神話を知らなくても十分楽しめますが、知ってたらもっと楽しいです。

優しくはないです。でも、心の芯にずしりと来るものがある、そんなファンタジー。
興味をもたれた方は、是非、一度、手にとって見てください。


ちなみに、訳者あとがきで「ハリポタでにぎわってるファンタジー・ブームの中に爆弾を放り込むつもり」とありましたが、確かに大爆発です。
こんな男らしい訳者って誰やねんとばかりに改めて訳者名をみれば、芥川賞作家金原ひとみさんのお父様でございました。
金原瑞人さんの本(翻訳本)はこのエルフギフトが初読です。この金原瑞人さんといえば、あの古橋秀之秋山瑞人の師匠(?)として有名なお方です。(2人とも大好き!「ブラックロッド」のシリーズ「猫の地球儀」は絶対読まなきゃ損!)

なるほどねー。
弟子も弟子なら師匠も師匠で、そして、蛙の子は蛙ってわけか!☆^(o≧▽゚)o(笑)



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最終更新日  2010年09月01日 21時22分55秒
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