|
テーマ:特撮について喋ろう♪(4449)
カテゴリ:語りもの
一体どこへ向かってるんだ、 広島県立美術館! と小1時間ほど肩をぶんぶん揺さぶって問い詰めたい気持ちで一杯になった、ウルトラマン伝説展にようやく行ってきました。 ←クリックすると広島県立美術館HPです。 ウキウキわくわくしながら会場に入ったとたん、異様な光景に圧倒…・・・ えっと、この前「藤田嗣治展」を見に来た美術館と、ホントに同じとこですか? アナザーワールドに入っちゃった?と目を疑うくさい、怪獣、怪獣、怪獣、怪獣、怪獣だらけ! レッドキングやらピグモンやらアントラーやらペスターやらやら……等身大の着ぐるみ(もしくは人形)がわらわらわらわら立ってました。 レッドキング アントラー ペスター もうね、会場入った途端、目もキラキラになるってもんですよ!☆(≧▽≦)☆! このドキワク感ってなんなんでしょ?なんで、こうも胸が高鳴るんでしょ? しかも、怪獣の解説パネルやら、主要各話の解説パネルやらがあちこちにあって、熟読し倒しました。 ふっと隣に影が差して顔を上げると、40年配のきっちりスーツを着込んだお洒落な男性が食い入るように読んでたり。おお、ウルトラマン世代ど真ん中だ(笑) 初代ウルトラマンはリアルで見てはいないんですが、美術館の壁面にプロジェクターで映像を投影してまして、ドドンゴやウーの映像にしびれました。 ドドンゴ ウー ところで、初代ウルトラマンの怪獣って、彫刻家(成田亨)や画家(高山良策)といったれっきとした美術家が関わってたんですね。怪獣には、シュールレアリズムやキュビズムの影響、アフリカ、オセアニアの仮面美術の影響も見られるんだとか。 広島展のみの特別展示として、動物のお医者さんの漆原教授が狂喜乱舞しそうな「仮面と神像」のコーナーがありました。それを見たら、確かにウルトラマンの怪獣に通じるものがあるなあと納得。 成る程~、怪獣単体で、いつまでも愛されてるのは、怪獣の造詣に美術史の中で培われていった表現技法が隠されてたというのも一因かもしれませんね。 昨今、漫画や特撮、はたはアニメは昨今サブカルとして一括りにされて、ハイカルチャーからは下位のものとみなされてますが、こうして60年代に既に美術と融合をはたしてた。 だから、アニメや特撮や漫画だからってバカにできないってことですよ。大河原さんなんて、いっそのこと人間国宝にでもしちゃえよ♪なんて思いますから(←言いすぎ?) そして、怪獣をデザインした成田亨さんやそれを造形した高山良策さんやの紹介パネルには、ひたすら感動。ウルトラマンって、円谷英二さんだけじゃなく、こういった人たちの熱い思いに支えられてできたんですね。思わず目頭を押さえそうになったりならなかったり(←どっちやねん) 円谷監督のインタビューも会場に流れてて、ウルトラマンっていう作品に対する愛情が感じられて、聞き惚れてしまいました。 くう、燃える! そして、最後にいそいそと指人形を購入↓ ピグモン レオ カネゴン ところで、この展覧会、非常に楽しかったものの、点数は60点。 だってだって、マイラヴァーのゾフィーもレオもいないし、バルタン星人もダダもケムラーもスカイドンもいなかったんだもん!まあ、セブンやピグモンはいたのでよしとしても、タロウとかネクサスとかガイアとかレッドキングやらだけじゃ物足りないよ! ちなみに、ゾフィの指人形は変えませんでした。だってどれがゾフィか分かんなかったんだもんよ(←それでホントに好きって言えるのか?) ダダ ケムラー ちなみに、過去日記のウルトラマン語りはこちら。 この燃え燃えなウルトラマン伝説展は、日曜日までです。 広島近郊にお住まいの方は是非! 見なきゃ絶対後悔するって! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[語りもの] カテゴリの最新記事
|