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2007年01月13日
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カテゴリ:読書感想
これってミステリなんでしょうか。ミステリとするには、謎が一つもありません。
警察官を主人公に置きながら、事件そのものよりそれに携わる人間心理をリアルに、そして緻密に描き出す。
ハヤカワのポケミスから出てるからと言って、ミステリと括ってしまうには惜しい。ジャンル訳が無意味に思える、そんな奥の深さと、エンタメ作品としてのリーダヴィリティを兼ね備えた傑作でした。
タイトルはミランダ警告の一節から。


警官を志望する若きキャシーがマージョリーと出会ったとき、彼女の胸にはステーキナイフが深々と突き刺さっていた。何者かが彼女を刺し、レイプしたのだ。怯え、傷ついた彼女を慰めるキャシー。だが捜査を担当したロビロ刑事は、事件を彼女の自作自演と断じる。マージョリーに友情めいた気持ちを抱いていたキャシーだったが、どうすることも出来なかった。それから六年後、キャシーとマージョリー、そしてロビロの運命が再び交わるまでは…
MWA賞最優秀短篇賞受賞の「傷痕」をはじめ、男性社会の警察機構で生きる女性たちを描く十篇を収録。アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀短篇賞受賞。




-人は自らの弱さを抱きしめるとき、強くなれる-



実はミステリが好きだといいながら、ポケミスを手に取ったのは初めてです。宝島社の「このミス!」の1位も納得。っていうか1位になってなきゃ、きっと手に取らなかったです。このミス!ありがとう!

マッチョで頑固でわからずや、そして権威主義を振りかざす、ただの役立たず。
私が読む海外ミステリが偏ってるのかもしれませんが、これが私にとってのミステリ中の警察官のイメージです。
それは、探偵である主人公が、犯人の次に対決せざるを得ない存在。

でも、そんな認識もいい加減改めねば。
この作品を読んで、警察官も、悩んだり笑ったり苦しんだり憤ったりする一人の人間だと、言う当たり前のことを思い出しました。

これは、ルイジアナ州バトンルージュ市警に勤める5人の女性達の物語。
一人の人間として生きる前に、己が警察官であるということ。警察官である前に、1人の人間であるということ。
卵が先か、鶏が先か。彼女たちの苦悩は果てしない。

「愛する者たちに囲まれて、穏やかに眠ったまま死んでいった老女だろうと、流れ弾に当たって死んだ少年だろうと、クスリのやりすぎで死んだ麻薬中毒者だろうと、死が醜いことに変わりはない。
人はどんな性格や体質でも遅かれ早かれ死によって、それまでいつも一緒だった命
-わたしたちをわたしたちたらしめているもの- から切り離されてしまう。」


常に死に遭遇する彼女達の、さりげない言葉の一つ一つが、心にズシリと響きました。

そして、最期に登場するサラ。誤って罪を犯してしまった彼女のストーリーは、ただただ圧巻。
読み終わったその時、彼女のために祈らずにはいられませんでした。
少しでも平穏な時が訪れますように。
彼女の苦悩に想いに、心からの敬意を表して。


ところで、本書ですが、上の画像とは違う新装丁で再刊行されてます。あのダサダサな装丁が、ポケミスを手に取らない理由の一つだっただけに、オールカラーな上、やけにスタイリッシュでビックリ。
と思ったものの、読み終わってカバー外してみたら、いつものダッサダサなポケミスでした(笑)
やっぱオールカラーのカバーはこのミス!1位と文春傑作ミステリベスト10をとったせいなんでしょね。この勢いで売りまくれ!と。
その判断はナイスです(きっぱり)
装丁を変えるなり、文庫化するなりなんなりして、いろんな人に読んで欲しい。そして、ミステリ好きさんだけではなく、小説を好きな全ての人に、読んで欲しい。そう思える作品でした。

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最終更新日  2007年01月13日 21時16分43秒
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