おはようございます！

土曜の朝はアニメディってのがこの数年の週間になっちゃってるんですが、「荒川～」はもう見ちゃったので、今、密かに激嵌りな「四畳半神話体系」。

もともと、モリミー（森見登美彦）の小説は大概読んでるものの、だからどうってこともなく、

「知性あふれる文体が音楽のように流れ込んできてまるで活字がミュージカルを躍っているかのよう」

という奈美ちゃんの発言（１９巻５０ページ）よりは

「なーんか　いかにも頭いいぞって言わんばかりの文章ですねえ　わざわざ難しい言葉や言い回しを多用して　これ　読みづらいとか面白くないとか言ったら　自分が頭悪いみたいじゃないですか」

という絶望先生の発言（１９巻５０ページ）の方に共感の思いを抱きがちだったんですが、アニメを見て考えを改めました。もう一度「四畳半神話大系」を読み返そうと思ったら、本の整理が悪くてさっぱり見つからなくって卓袱台をひっくり返したくなる気持ちを抑えてこう言いたい。

京都は凶都であると！！

………いえ別に、京都府民の方に喧嘩を売ってるとかではなく、「鹿男あをによし」といい、モリミーの一連の作品と言い、魑魅魍魎が日常生活と共存してるとしか思えない京都が羨ましいだけです。

だいたい、鴨川デルタっつったって、広島だってデルタだっつーの！(ﾟДﾟ)、ペッ!!
広島デルタも鴨川デルタに負けずになんか出せ。搾り出せ。

……っていう戯言をブツブツ呟きたくなるくらい、アニメ「四畳半神話大系」がツボです。
何より、「私」を演じる浅沼晋太郎さんがツボすぎです。
あの、喉から血が出てるんじゃないかと心配したくなる密度の濃いみっしりで、みっしりな割りには中身のない空虚極まりない数々の台詞をきっちり尺に納めてくる半端なさ。

私は今迄、過分にして浅沼晋太郎さんって方を知らずにすごしてきたんですが、なんて勿体ないことを！と歯軋りしてる真っ最中です。

昨日の日記で、、「バクチ・ダンサー」「溝ノ口豪華絢爛歌謡祭」と「お通ちゃんファーストアルバム」をヘビロテしてると書きましたが、実はここに「四畳半神話大系」が加わります。
気がつけば、延々と１話と２話を繰り返して浅沼さんの立て板に水の語りを聞きまくってます。
なんてったって、「私」の台詞がすごい耳に心地よくって、息継ぎどこでしてんの？（￣□￣；）！！と突っ込みたくなる浅沼さんのインビテーションでイマジネーションでイリュージョンなイントネーションは繰り返し聞きたくなる中毒性があります。あれはやばい。かっこいい。

ちなみに、３話でツボったのは

「私には体力が無いならば自転車のスペックで勝負するのはどうか貧弱な私にも活路が開けるのではないか」
「私は何のために走っているのかそもそもなんのために大学にはいったのかまなみ号ってなんだ！単なるママチャリではないか」

のとこでした。何度もリピートして聞いちゃった。(ﾟ∇^*) ﾃﾍ♪←ぇー

それにしても、モリミー作品の登場人物はあまり好感度は高くない（笑）んですが、第３話の「私」の根性には恐れ入りました。
ママチャリに乗ってしまなみ街道を尾道から四国まで完走し、そのあと京都まで戻るとかって、絶対、人には言えない箇所がすりむいてひどいことになってるに違いありません。


あれはしょうがないよ。明石さんだって惚れちゃうよ！

という思いを新たにしたところで、ＯＰのアジカンもすげぇ好みです。

ＣＤ買っちゃおっかな。