ご飯を大盛りにするオバチャンの店は必ず繁盛する/島田 紳助
ご飯を大盛りにするオバチャンの店は必ず繁盛する≪あらすじ≫僕はタレントとしての成功が偶然ではないことを証明するために、そして、現在の僕のアイデアが世間に通用するかを実験するためにビジネスをしている。金儲けが目的ではないから常に冷静沈着で、判断が鈍ったり目が狂うこともない。店が成功するたびに、僕は自分に呟く。「ほらな、俺は間違ってなかったやろ」と―。25年以上も前から自らの手で幾つものビジネスを起こし、未だに一度も失敗したことがない著者が明らかにする、全業種に応用可能な経営哲学。 島田紳助といえばTVで数多くの司会を務め、どんな番組でも必ず面白く仕切ってみせるというのが私の印象だ。TVでの話を聞いていても、かなり頭が切れるなぁといつも思う。そんな彼はもう一つの顔、経営者としての顔も持っていることも有名だ。確か以前、暴力事件かなんかのスキャンダルで島田紳助が引退の危機に陥ったときも、芸能界を引退しても十分にサイドビジネスで食べていけると聞いたことがある。サイドビジネス。一般的にこの言葉はあまり良いイメージでは受け取られない。しかし島田紳助はサイドビジネスだからこそいい面もあるという。本業の場合、これで生活しているとなると、常識にとらわれてしまい「非常識なこと」に挑戦することができなくなるというのが大きな理由だ。確かに。成功するには他と同じではない「非常識なこと」をやらなければならないし、私の知っている限りでも成功している店・会社はこの「非常識なこと」をうまく実行している。しかし、島田紳助が本当に成功している理由はこの「非常識なこと」を実行しているからだけではなくむしろ、お客さんの立場になって顧客満足をきちんと理解しているからだろう『顧客満足を高めるためには従業員満足を上げるということだ。』『従業員が満足して働ける環境を整えれば、サービスの質は自然に向上し、その結果としてお客さんの満足度も高まるというわけだ。』タイトルには納得できなかったけど島田紳助から学ぶこと、意外とたくさんありましたこの本のオススメ度 ★★★★☆