「居酒屋 ごじゃ満開」

2008/05/25(日)09:33

269)岩手散歩 一戸町(中里の田植え)

岩手の風景(96)

 本日の県都は雨でございます。私が県民となってから週末の雨は少なく、久々ではないでしょうか?たまには大人しくしていますかな。  岩手県北部から青森県南部にかけては「数+戸(へ)」という地名が広がっています。「戸」とは牧場のことで、中世時代、糠部(ぬかのぶ)郡と呼ばれるこの一帯は名馬の産地でした。  一戸町(いちのへまち)は最初に牧場が置かれたのでしょうか?現在の一戸町は1957(昭和32)年に旧一戸町を始めとする周辺5町村が合併して誕生した面積300平米、人口1.5万人の町です。キャッチフレースは「白と緑のエッセイ」。標高が100~1000メートルと起伏に富み、南西部には高原が広がっています。  町を南北に国道4号線とIGRいわて銀河鉄道(旧東北本線)が貫いていますが、八戸自動車道は町北部にインターチェンジがあるだけ、東北新幹線に至っては町内すべてがトンネルであり、その姿すら見ることができません。  この一戸町中心から西方の二戸市(旧浄法寺町)を結ぶ県道210号線、二戸市へ至るまでに2回峠を越えますが、最初の名無し峠を越えると眼下に中里の集落が現われます。おりしも田植えの最中。田植え機のエンジン音とカエルの鳴き声が山腹の道にまで響いてきました。 (水田がまぶしい土曜の午後 -一戸町中里 H20.5.24-)  中里の集落へ降り西進すると、漢字と片仮名の混ざった地域を走ります。「出ル町」と書いて「いずるまち」と読みます。 (この先の峠を越えると二戸市 -一戸町出ル町 H20.5.24-)  水田の風景を呑気に眺め、個性的な地名にシャッターを向けていますが、住んでいる方々の現実は厳しいのでしょうね。

続きを読む

このブログでよく読まれている記事

もっと見る

総合記事ランキング

もっと見る