「居酒屋 ごじゃ満開」

2009/04/04(土)21:43

479)栃木散歩 日光市(開山の地)

栃木の風景(174)

 甲子園の余韻が残る岩手県ですが、昨日からは「飛翔体」が話題の中心になっています。呑気な私も秋田~岩手県上空を越えていくと聞けば気になる話であり、車を運転中もずっと国営放送ラジオを聴いていました。明日はどうなのでしょう?  このところ毎週土曜日には日光の風景をご覧いただいていますが、本日ご覧いただくのは日光開山の地と伝えられる地です。  勝道上人は明星王子のお告げを受け日光開山を目指し、深沙大王の手助けで大谷川を渡りましたが、川を渡った上人は東の空に紫の雲が立ちのぼるのを見て、そこに草庵を結びました。 時に天平神護2(766)年。紫雲龍寺、後に四本龍寺と呼ばれたこの寺は日光開山の拠点となったと伝えられています。現在の四本龍寺には観音堂と三重塔が建っています。  観音堂は807(大同2)年に建てられて以降火災焼失と再建を繰り返しています。ご本尊の千手観世音は「この世のあらゆる出来事を見通し救済の手を差し伸べる」とされ、千本の手には目がついており千手千眼観音とも言われます。ただ「千本の手を作るのは大変なので、42本のものが多い」そうです。 (四本龍寺観音堂 -栃木県日光市 H21.2.19-)  観音堂の右手に建つ三重塔は、鎌倉幕府3代将軍源実朝(みなもとのさねとも)の供養のために建てられたもので、現在の塔は貞享(じょうきょう)3(1686)年に再建されたものです。 (5年前は改修中だった三重塔 -栃木県日光市 H21.2.19-)  四本龍寺観音堂は「下野三十三観音札所」の第3番札所になっています。下野三十三観音札所は栃木県央~県南にある観音札所を巡るもので、4年前に約9ヶ月かけてひと回りしてみました。信仰心からきたものではありませんが、第33番札所に手を合わせ結願した時は何ともいえない気分になったものです。 昨年の今日は・・・「222)引っ越しをしたよ!3」

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